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2006年05月25日
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 健康は毎日の積み重ねから築かれていきます。そのため多くの人がさまざまな努力を行うのですが、事故はそうした努力を一瞬で無駄にしてしまう事でもあります。事故とは当然予期せぬものではありますが、危険生物との遭遇によって引き起こされるものも少なくはなく、最近の都市部の拡大は危険生物との接触の機会を増やしているとも言われます。

 日常的に接する可能性のある危険生物の中でも、蜂と並んで危険性が高い生物の一つとしてムカデを上げる事ができるのではないでしょうか。ムカデは顎肢に毒腺を持ち、その毒腺から分泌される毒で獲物となる昆虫などを捕食してエサとしています。この毒がムカデの主な危険性の元であり、オオムカデなどは、本来も目的である捕食とは関係なくこの毒を用いる事があり、人が被害に遭う事もあります。

 ムカデの毒は、一説にはスズメバチよりも強力とされ、咬まれるとかなりの痛みを伴い、発熱、嘔吐などの症状が出る事もあります。そのようにムカデの毒は強力ではありますが、命を脅かすほどの力は本来はありません。しかし、ムカデに咬まれて死亡した話しは多く残されています。蜂毒によって死に至る場合と同じように、毒への急激なアレルギー症状、アナフラキシーによるショック状態が生命を脅かす結果に繋がっている事が考えられます。

 ムカデの名前の由来については、百本の腕からきている「百手(ももがて)」や「百数多手(ももいかて)」が元になったと考えられています。また、手が向かい合っている感じから「向手(むかいで)」や「対手(むかふて)」が転じたとする説もありますが、正確には判っていません。「六十手」からムカデとなったという説もありますが、多いという事を六、または六十と表記する事は、ほとんどありえない事から、ムカデという言葉に応じて当てられた漢字と思われます。興味深いのは、英語でムカデは「Centipedo」と呼ばれ、ラテン語が語源になっていると言われます。Centipedoとは、「百の足」という意味を持ち、洋の東西を問わず、文化交流もあまり考えられない状態でも「百の足」と名付けてしまうのは、その姿があまりにインパクトがあるからでしょうか。





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最終更新日  2006年05月29日 08時04分32秒
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