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2009年01月05日
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カテゴリ: 食事
 年が明けて最初に食べる料理といえば「おせち料理」でしょうか。おせち料理のおせちとは、「御節(おせち)」・・・季節の変わり目を指す言葉で、変わり目となる日は「節日」としてお祝いが行われていました。

 節日のお祝いのために作られる料理は「節供(せちく)」と呼ばれ、今日もその名残りとなっているものに元日の膳である「おせち料理」、春と秋に食べられる「七草粥」、端午の節句の「粽」などがあります。

 その中にあっておせち料理は、節日の供物である節供から始まり、年の初めにその年の豊作を祈る習慣や武家の祝い膳、新年を祝う庶民の料理など多くの要素が混ざり合って今日のスタイルが確立されています。

 おせち料理を構成する料理の傾向として、保存の効く食材を使い、保存性を高める調理法が採り入れられているというものがあります。保存の効く料理を元旦の前に準備しておく事で、神様をお迎えした新年に台所を騒がせないという考え方が元になっているとされ、元日が山に帰った田の神様を呼び戻すための祝いを行う重要な節日とされた事に由来するとも言われます。

 また、火の神である荒神を怒らせないため、元日には台所を使わないという言い伝えもあり、大晦日までにおせち料理を準備する事で元日は炊事を行わない事がおせち料理の保存性に繋がっていると考える事ができます。その背景には、普段忙しい女性を正月くらいは炊事から開放し、休んでもらうという意味合いも含まれているとされ、おせち料理は家族全員でゆっくりと正月を迎える備えとも言えます。

 最近ではおせち料理を作るよりも出来合いの物をデパートやスーパーで購入したり、インターネットの通信販売で取り寄せるという家庭も増えていると言います。日頃忙しい主婦に休みを取ってもらうという意味からは、本来の目的に適ったものと言えるのかもしれません。





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最終更新日  2009年01月05日 18時44分10秒
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