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2009年01月26日
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テーマ: 闘病日記(3848)
カテゴリ: 長寿
 米国政府の死亡診断書を基にした統計によると、米国ではアルツハイマー病が65歳以上の死因の第5位となっていました。日頃からアルツハイマー病や認知症は直接死に結び付く印象がない事から、死因の第5位というだけでも驚きなのですが、実際にはそれよりもはるかに多くの死亡数にのぼるという研究結果も発表されています。

 医療現場においても重度の認知症患者が死亡した際、認知症が死因として記録されないケースが多いとされ、認知症が致死的な疾患であるという認識が不足していると考えられると言います。

 かつては老衰として知られていた認知症は、単なる脳疾患だけでなく、精神面へ与える影響も大きく、やがては身体へも徐々に影響が及んで最終的には死に至ると考えられます。

 ガンなどの疾患でも見られる事ですが、病状が進行し、体力の低下によって最終的な死因は肺炎となる事があります。認知症においても同様の事が言え、認知症が致死的な疾患であるという理解が欠けていると、不必要な治療が行われる可能性も出てきます。

 実際の認知症による死亡者数は統計によって報告されている数の2倍、もしくは3、4倍になると考えられ、高齢化に伴い医療に関する正確な統計の重要性が理解できます。認知症によって他の疾患の治療薬の適切な服用ができない事や、症状を理解して説明できない事などを考えると、認知症が及ぼす影響の範囲はかなり大きい事も予想され、今後、この分野と接していく事の難しさを思ってしまいます。





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最終更新日  2009年01月26日 07時59分09秒
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