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ニンタマ博士

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2009年10月05日
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カテゴリ: 食事
 ニンジン・・・日持ちがする食材なので、常備してはいますが、それほど大量に使う物ではないと思っています。
 料理のアクセントや彩りとして加えると、かなりの量が残ってしまいますが、そうなるといつも皮むき用のピーラーを使って薄く削り、サラダにして食べると結構な量をいただく事ができます。

 ニンジンというと赤い色の野菜という認識で、色の素としてカロテンの存在を思ってしまうのですが、カロテンはオレンジ色の色素で、ニンジンの赤い色を発色しているのはトマトの色素として知られたリコピンが中心となっています。

 言葉の響きから明白なのですが、カロテンという名前はニンジンのキャロットからきています。オレンジ色の品種が主流となっているため、あまりイメージしにくいのですが、紫色の二ンジンも存在しています。

 濃い紫色のために黒ニンジンと呼ばれる物もあり、紫色となると色の素はブルーベリーと同じアントシアニン色素となっています。

 地下にできる三角錐の根菜となると、ニンジンと呼ばれる傾向があるためか、朝鮮人参もニンジンと呼ばれてはいますが、朝鮮人参はウコギ科でセリ科のニンジンとはかけ離れた種族となります。

 ニンジンを大きく分けると、細長い東洋系の品種と、太くて短い西洋系の品種に分ける事ができます。日本では江戸時代までは東洋系の品種が栽培の主流となっていましたが、栽培が難しい事から西洋系の品種が伝えられてからは西洋系が栽培の主流となっています。

 西洋系が栽培の主流となってからは、それほど栽培に難しい事がなくなってきたニンジンではありますが、種をまいてからの発芽率はそれほど高い方ではなく、吸水力が弱い事から水分などに気を使う作物とも言われます。

 アフガニスタンからヨーロッパに二ンジンが伝えられた当初はさまざまな色の二ンジンが存在していたらしいのですが、いつのまにかオレンジ色が主流になっていたと言われ、二ンジンの謎の一つとなっています。



 古くは薬用とされていただけあって、栄養が豊富な二ンジンですが、特有の臭いが嫌われる原因となり、品種改良によって昔と比べて最も香りが失われた野菜の一つという事ができます。

 個人的にはニンジンの葉の天ぷらが大好きで、パリパリした食感とほのかなニンジンの香りが気に入っていたのですが、最近では食感しか楽しむ事ができなくなってしまっています。

 葉が食べられるニンジンを手に入れる事自体、珍しくなってきているのが何とも寂しく思えてしまいます。

 栄養的には、ニンジンというとカロテンと思ってしまうくらい代表的な栄養素となっています。最近では肺ガンやすい臓ガンを防ぐ働きがある事から、意識して摂る方も増えてきました。

 その他の栄養素としてビタミンAや食物繊維、カリウムなども多く、生活習慣病を防ぐ働きが非常に強い食材という事ができます。

 根菜類には珍しい緑黄色野菜なので、毎日の生活に上手に取り入れたい食材でもあります。注意すべき点を上げると、ビタミンCを破壊する酵素、アスコルビナーゼを含んでいて、ニンジンに含まれているだけでなく、一緒に食べたたの食材のビタミンCまで破壊してしまうので、アスコルビナーゼの活性を止めるために、熱を加えるか酢と一緒に摂る事がより栄養価を高めてくれる事になります。





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最終更新日  2009年10月05日 07時40分52秒
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