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2009年10月23日
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カテゴリ: 長寿
 老化は病という考え方があります。生き物が進化の過程を通して、さまざまな病を克服してきた事に対し、老化という病がそのまま残されているのは、老化によって被るデメリットが、老化によって得られるメリットよりも小さいからと考えられています。

 老化によって得られるメリットといっても、ほとんど思い浮かぶものはなく、そうした実情がアンチエイジングという要求に繋がっていく事と思います。

 アンチエイジングと一言で言っても、取り組み方にはたくさんの方法があります。老化によって失われるものを補う事から、老化に繋がる可能性のあるものを排除する、もっと積極的に老化を防止するという考え方までさまざまなものがあります。

 これまでアンチエイジングの関しては、補う、可能性を排除するという方法が主流だったように思えます。コラーゲンやヒアルロン酸を摂取したり、活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用成分を摂取したりというのはその典型と言えます。

 これまで積極的に老化を防止するという事については、摂取カロリーを抑える事で寿命が延長する事が一部の動物において観察されてきていました。詳細なメカニズムに関しては不明な部分を残したままとなっていますが、摂取カロリーを抑える薬剤を用いる事によって、実際にカロリー制限を行ったのと同じ効果が得られる可能性が示唆されてきています。

 まだ一部の動物での研究しか行われていませんが、寿命が延長された動物では老化の度合いも低い事が観察されているので、将来的には人への応用も可能と考えられています。

 実現すれば、有効に食事制限を行った状態を作り出し、ダイエットとアンチエイジング、長生きを同時に実現する薬剤の登場となります。生き物があえて克服してこなかった老化という病を克服する事によって起こる事、そちらの方にも大いに興味が湧いてしまいます。





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最終更新日  2009年10月23日 07時44分40秒
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