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2009年10月26日
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カテゴリ: 食事
 イワシ・・熊本には牛深という漁港があり、かつてはイワシが豊富に獲れていました。牛深のイワシは都会へ運ばれ、牛深を知ってもらうためにイベントで無料配布され、その様子が夕方のニュースで見られていました。

 いつの頃からかイワシの漁獲高が減って、そうしたイベントのニュースも見られなくなり、牛深市自体も合併で天草市となってあまり名前が聞かれなくなってしまったような感じすらあります。

 牛深に限らずイワシは全国的に獲れなくなってきているとの事で、いつの間にか高級魚となりつつあります。魚の缶詰を買いに行っても、サンマやサバよりも高値で販売されている事に気付いて驚いてから随分と時間が経ったように思えます。

 通常、イワシというとマイワシかウルメイワシ、カタクチイワシの3種類を指します。中でも料理に使う際は、マイワシが一番多いのではないかと思います。

 私的には丸ごと食べられるカタクチイワシの干物が好きで、イワシの中では一番美味しいと思っているのですが、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)の含有量ではウルメイワシが、料理のレパートリー的にはマイワシが優っているようで、お気に入りのカタクチイワシを応援したくなってしまいます。

 マイワシとウルメイワシはニシン科ですが、カタクチイワシはカタクチイワシ科という事で、少しだけ遠い親せきのような感じもします。カタクチイワシだけで一つの科を持っているので、世帯主という感じがしないでもないのですが...。

 牛深に限らず広くカタクチイワシは「タレ」という名前で呼ばれる事があります。タレ、もしくはホタレとも言われ、美味しくて頬が落ちてしまう事から「頬が垂れる」が語源となっているようで、確かにカタクチイワシが一番美味しいと納得してしまいます。

 イワシというと青魚の代表という事で、栄養価が高い事でも知られます。小骨が多いので嫌われる傾向もありますが、DHA、EPAの必要性やカルシウムの豊富さを思うと食べる頻度を上げなければと思えます。

 少し前に大きな話題となったコエンザイムQ10もイワシから採れるので、日常的な食材であってほしいと思います。それなのにここのところの高級魚化は、ちょっと困ったもののように思えてしまいます。



 サーディンはイワシと訳され、マイワシを指しているようのも思えますがママカリを含んでいて、アンチョビはカタクチイワシを指すとされますが、エツも含んでイワシの仲間を増やしているようにも思えます。

 生食に限らず調理用、干物、オイル漬け、酢漬けとイワシの食べ方は多数存在します。前ほど安物でなくても良いので、身近な食材であってほしいものです。

 栄養的には、良質のタンパク源で泳ぐカルシウムと言われるほど多くのカルシウムを含んでいます。カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く、元気の素のタウリンやDHA、EPA、コエンザイムQ10も多く含んでいます。





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最終更新日  2009年10月26日 07時28分58秒
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