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2011年06月08日
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カテゴリ: 食事
 以前、動物は何故、眠るようになったのか、謎となっていると聞かされた際に思った持論なのですが、動物は起きているのが通常ではなく、眠っている状態が本来の姿ではないかと思っています。

 さまざまな細胞が組み合わさって器官を形成し、体中の全ての細胞が良好に生存できるように各器官がそれぞれの役割を担当しているのですが、そのままでは水分や各種の栄養素が不足する事から、時折、起き上がって水や食べ物を得ていた。それが睡眠と覚醒の正体ではないかと考えています。

 食料を得るために必要とする時間の違いが寝ていられる時間の違いとなり、食料を得るための狩りがあまり得意ではない人間は睡眠時間が短く、狩りの名人であるネコ科動物は睡眠時間が長い。代謝を低くする事で食べ物を得る必要を極力少なくしたナマケモノも睡眠時間が長い、そう考えると辻褄が合うように思えてきます。

 実際、体中の細胞がより良く生存するための時間である睡眠中は、覚醒時に受けるさまざまなストレスによる損傷を補修する時間となっています。地上のほとんどの動物は横になって眠りますが、横になる事で覚醒時に縦方向にかかり続ける重力に対抗する必要から解き放たれ、食べ物や天敵を見付けるために高く掲げられた頭を支える首の筋肉の緊張を解いたり、神経を安静な状態にしたりしています。

 脳内でも覚醒時に得た情報の整理が行われ、覚醒は獲得のため、睡眠は獲得したものをより良い生存に繋げるためという事が判り、睡眠時に重力や活動によって生じた骨格の歪みや損傷を修復している事も、覚醒して活動する事が如何に体に負担をかけ、睡眠時に生存の基礎作りが行われている事が理解できます。

 社会の多様化に伴い、つい睡眠時間を削ってしまう事や人生の約3分の1を費やす睡眠を無駄とする意見を聞かされたりしますが、本来のあるべき状態として充分な睡眠を確保してほしいと思ってしまいます。





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最終更新日  2011年06月08日 07時45分03秒
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