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2014年02月07日
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カテゴリ: 食事
 1億5500万人、日本の総人口よりも多く、しかも少子化によって減り続ける日本の人口とは違い増え続けている人数。どこの国の事だろうと思えるのですが、実はこの数字、世界中の肥満と診断された子供の数とされています。

 いくつもの研究データによって痩せ気味の人より小太りの人の方が長生きである事が裏付けられ、小太り、特に内臓脂肪が少なく、筋肉質の人は健康的と思えるようになってきたのですが、子供の肥満となるとまた別問題のようにも思えます。

 大人の肥満の場合、生活習慣病に繋がってしまう事が意識され、健康診断のさまざまな数値に注意したり、それを改善するための生活改善などを行う話を聞かされるのですが、子供の場合は見過ごされたり、ある程度成長した段階で過度のダイエットを行う事に繋がったりと多くの問題を内包しているという事ができます。

 先日、有名な医師の方が「肥満はガンと同じように死に繋がる危険性を持っている。それなのにいい加減なガンの克服法を著した本を出版すると処罰されるのに、いい加減なダイエットの本を出版しても処罰されず、野放しにされている」と話しておられ、如何にもと思えてきます。きちんとした裏付けのあるものでなければ大きな弊害が伴う事も考えられ、それが成長期の子供となると取り返しのつかない事にもなりかねません。

 子供は成長をはじめとするさまざまな事に大人よりも大きなエネルギーを必要とします。そのため直接的なエネルギー源となる糖分を多く含む物やカロリーの高い物を好む傾向があります。本能的な嗜好に合わせた物ばかりを与え過ぎてしまうと肥満に繋がってしまいます。

 成長に必要な栄養素の過不足を見極めながら、できるだけたくさんの種類の食材に触れるようにする。結局、子育てには手間暇を掛ける事が大切という基本的な部分に戻ってきます。肥満大国と呼ばれて久しい米国で、子供たちに先週もっとも食べた野菜料理についてアンケートを取ったところ、第一位にフライドポテトが上げられていました。子供の肥満という問題の現実が見えたようにも思えます。





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最終更新日  2014年02月07日 08時01分34秒
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