健康コラム

健康コラム

PR

プロフィール

ニンタマ博士

ニンタマ博士

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2014年03月22日
XML
カテゴリ: 食事
 いつもニュースは原稿を書いているパソコンの画面の隅にあるガゼットを通じて見ています。幾つかのニュースソースが最初から選択されているのですが、スポーツ系の新聞が多いせいか知りたいニュースよりもアイドルグループの話題の方が多く、本当に社会の関心事はこんな事にあり、こんな話題を焙じる事が報道機関の役目なのだろうかと疑問に感じてしまう事もあります。

 最近気になっているニュースは万能細胞とされる「STAP細胞」に関する事で、論文の発表が伝えられた当初はこれで再生医療の在り方が大きく変わると思え、幹細胞研究の発展を期待しながらこの世を去った俳優のクリストファー・リーブが聞いたら、どんなに喜んだだろうなどと考えたりもしていました。

 当初は「快挙」であり「今世紀最大の発見」といった伝えられ方がされていたのですが、すぐに研究チームのリーダーが若い女性であった事もあり、研究リーダーの人となりに関するニュースばかりが聞かれるようになり、白衣代わりの割烹着や研究内容を説明する際の大きなデザイナーズブランドの指輪、プレゼントのために手作りしたケーキなどが研究そっちのけで時間を割いて報じられるようになり、何となく違和感を感じていました。

 その後、論文の中に散在する不自然な部分に関する事がいわれはじめ、同じ分野の研究に携わっていても幾つかの会派があり、先日の血圧降下剤の研究データ捏造で大きな打撃を受けた医療業界が今回の成果を面白く思ってなく、攻撃を加えているといった事がまことしやかにいわれたりもしていました。

 論文に使われていた画像が使い回しであった事や、論文の一部が他の論文からの引用コピーが使われたものである事がいわれるようになると、遡って博士論文の内容にまで言及されるようになり、博士号の撤回や支給された研究助成金の返還といった話題に変わってきています。

 急転直下とはまさにこれという感じで、ずいぶんと話が変われば変わるものだとと思えてきます。そんな中、研究者がどのような人物であるのか、論文がどのように作成されたかよりもSTAP細胞が本当に存在するのかだけが気になります。STAP細胞が存在する世界と存在しない世界では、大きく違った未来となるとさえ思えます。

 研究リーダーの研究者としての経験の少なさやそれゆえの稚拙さ、コピペ、捏造といった言葉が繰り返しいわれている中、STAP細胞の存在と発見が裏付けられる事を願いつつ、19世紀に起きた酷似した事件を思い出し、「アンドリュー・クロス、あなたのようですね」と思わず呟いてしまいます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年03月22日 08時02分57秒
コメントを書く
[食事] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

舟橋美江@ Re:外国ライス(3)(06/07) ここで書かれていた「クスノキ屋」は、私…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: