Ogni giorno sara` sereno!

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3日目:ラモッラ・アスティ・トリノ


感動の朝食もこれが最後だと思うと昨日よりも更にお腹いっぱいにしてしまった貧乏臭いわが家族(笑)
もう1組いたフランス人一家とおしゃべりをしたのだけど、彼らは常連だそう!
そして常連の彼らが出て行く前におばさんから受け取ったものは、ラベルのないワインボトル6本。
これは!?と尋ねるとやはり アグリで作っているワイン なのだそう!
もちろん、私達も2本頂く事にしました(1本5ユーロなり♪)

部屋で荷造りを済ませ車に積み込み、おばさんに支払いとお別れの挨拶をしに行く。
ランゲ地方に来るなら絶対また来ますから!と硬い握手をして分かれるはずが・・・
おばちゃんはおしゃべりが止まらない(笑)ダンナもちょっと話を切ろうとしたり、
私もマニーノがぐずってきた素振り (いや、実際ぐずってきた) をしてもノンストップ!!
そんな中、ダンナがあれ?焦げ臭くないですか?と言ったら最後、ホントだ!あれ!?どこ!?
あ、そっち見てみてくれる!?・・・と更に別れるに別れない状態に(大汗)
幸い、おじさんが戻ってきて何とか事態は収拾できた・・・
イタリア人の陽気さは大好きなんだけど時間がない時はさすがに困る・・・

“チャオネ~♪♪”とぶんぶん手を振るおばちゃんを後ろに見ながら、さて出発!
今日も曇りだけれど、幸い視界は大分よくなってきたので、目的地のアスティに行く前に
“バローロのテラス”と呼ばれる丘の上の町 La morra ラモッラ に寄る事にした。

さっきのおばちゃんのモーレツおしゃべりの中でこのラモッラも出てきたのだけどそれはすんごい絶景との事で、
絶景オタクの私は車を停めてマニーノをベビーカーに乗せた瞬間ダンナに預けて1人坂を上り始める。

おおおおおおおおおおおおおおお~~~・・・予想を裏切らない超絶景に溜息・・・

piemonte3-1

一通りシャッターを切り終わって気になったのがマニーノの様子 (←ダメ母)
・・・泣いている!!
急いで坂を下っていくと、“ベビーカーか歩くかや!抱っこはアカン!”とダンナ。
ベビーカーから降りたがったから降ろしたのに、少し上ると疲れて抱っこを求めるマニーノ。
でもベビーカーは断固拒否。私の顔を見ると今度は私にしがみついて抱っこを求めてきた。
“そんなんしたらクセになる!俺は抱っこせん!”とダンナはいつになく頑固だったけど
先にほいほい写真撮りに行ったのが申し訳なかった私(爆)は即効抱っこして歌を歌いながら坂を上って行った・・・
しかし、どーーーんと疲れた!!! (当然)
あまりの絶景なので唯一いた別の観光客に親子3人で写真を撮ってもらったのだけど、
しかし、日本人以外の人種というのはどうしてこうも写真がヘタクソなのだろうか・・・
通常は日本人の方にお願いするか、日本人がいなければ失礼かなと思いつつ
カメラを固定したまま呼んでそのままシャッターだけ押してもらったり、
下半身は切っても良いから景色を・・・とか事細かに指示を出し、今回もそうしたのだけど、やっぱやられた(泣)
景色は写真の半分も入ってなく、別の半分には上ってきたふっつう~の坂道(泣)でした。

さて、車へ戻った後は目的地の Asti アスティ へ向かう。
予想通り泣きわめいて疲れたマニーノはすぐに寝て、アスティまでの約1時間もあっという間に過ぎていった。

しかし、アスティは何気にデカかった・・・まずはアグリでもらった小さな地図と見合わせて
一番チェントロに近くてデカイ駐車場へと到着。しかしメルカートが開かれていて激混み!
幸いマニーノは爆酔していて、ぐるぐると30分くらい周ってやっと場所を見つけた頃に起きてくれました。

まずはもっと大きな観光地図をもらいにインフォメーションへ。
ピエモンテはどこでも人は親切でインフォの人も丁寧で優秀だったけど、 ここの人はピカイチ!
地図を下さいって行っただけなのに、簡単に見所を説明させてね、と言ったとたん、
イラストだけが描かれた大きな観光地図に説明をしながらマーカーで見所に印をつけてくれる。
教会などの開いてる時間を聞くとそれも何も見ずにスラスラ、効率よく周る順序も時間計算もしてくれる。
オススメの郷土料理店は?の質問にも、別色のマーカーで次々に印をつけてくれる。
更に近郊のサグラなどのイベント情報も完全ご紹介!!いや~ビデオに撮りたいくらい、完璧で素晴らしいガイドでした。
アスティに行かれる方はぜひ!インフォメーションは Vittoria Alfieri 広場の一角にあります。

昼食はインフォで印をつけてくれた所を近い順に10箇所ほど見て周り、メニューや雰囲気などから
結局1番最初に行ったレストランへ。これがまたまた大当たり!この旅行のイケてるレストランベスト3に入ります。
残念ながらマニーノが動きまくって食べるのが精一杯で写真がないのですが、
一番のヒットは 豚バラ肉の蜂蜜煮込み だったかな?

IL Convivio
Via G.B.Giuliani 4/6 Asti
0141-594188
日曜定休


piemonte3-2

さて、お腹をいっぱいにした後は、インフォでもらった印付の地図を片手に町を散策。
アスティには隠れた歴史的建物・塔が点在していて、それを探しながら散歩しました。
残念だったのは、一部残された市外壁の脇の遊歩道が閉鎖されていたこと。
最後は美しいドゥモを見て、すでにクリスマスイルミネーションが設置されていた大通りを通って駐車場へ。
たった1時間ほどの散策でしたが、 私的にはとっても気に入った!
程よい大きさで、道や広場の清掃も行き渡っていて、喧騒もないけど寂しさもなく、
美しい建物や可愛いお店があちこちにあって歴史的なものと現代のものが調和していました。
マニーノはこの1時間寝るわけでもなかったのにベビーカーでずっとリラックスして座っていたのも良かった~♪
そして更に最高だったのは、トリノまでの移動の約2時間、ずーーーっと寝っぱなし!

Torino トリノ までは高速で簡単だったけど、大都市はどこも同じように町へ入ってからが大変!
ホテルを探すのに最後は一通地獄にはまり苦労しましたが、マニーノが寝ててくれたので苦労も半減でした。
起きててぐずられてたらマジで最悪やった・・・
トリノのホテルは、当てにしてたダンナ勤め先保養所が中心街から遠いのが直前で分かり、
調べたものの連休も重なってたので良いところは皆満室・・・
最後に絞った2つから、前無料の駐車場がある、この Hotel Dora にしました。
立地は王宮やマダマ宮があるトリノの中心的な広場・カステッロ広場まで徒歩10分もかからなくて良いのですが、
周囲の環境は・・・ネット上ではアンティーク店や古いトラットリアがある下町の情緒が残る界隈とあり、
実際それはそう(写真右下)なんやけど、移民やジプシーが多くいる トリノでも危険とされている地区 でした(泣)
それでもホテルの人はめちゃめちゃ親切で部屋も古いけど清潔で何も問題はなかったです。

ホテルで荷物を整理したら早速歴史的地区へ。

piemonte3-3

フィレンツェともローマとも違う、さすが サヴォイア王国の首都! 気品の香る町並みに私もダンナもうっとり・・・
そういえば、マニーノを連れて夜都会へ外出のは初めてかも?そういう意味でも楽しかった!
まずは軽く夕食って事で、カステッロ広場のマダマ宮向かいにある リグリア風フォッカッチャ 屋でテイクアウト。
気温も高かったので、ベンチで夜景を見ながらもりもり食べました。
翌日お会いした toscaさん に話したら、このフォッカッチャ屋は有名だそう!すごいわ、私らの嗅覚・・・
それからトリノオリンピックの表彰式会場でもあったサンカルロ広場、大通り、市庁舎前などを散策。
大通りにはミラーボールのようなクリスマスイルミネーション(写真右上)、
市庁舎前の広場には小さな赤と青の無数のプレゼント箱が並ぶ装飾があり(写真左下)
トリノ最初の夜を盛り上げてくれました★

ホテルに帰った後は、言わずもがな即ベッドへ。
トリノの楽しくなりそうな滞在を想像しながら3人とも深い眠りに落ちていきました。

→  4日目:トリノ  へ続く


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