Ogni giorno sara` sereno!

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山・アグリツーリズモ編 ~ La Canestra


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海から車を西に走らせると・・・ アペニン山脈 が見えてきました!夏の雪山を見たのはイタリアでは初めてかも?
トンネルをいくつも抜け、 Parco del Gransasso の標識も見え・・・超テンションがあがります!!!

さて、今回難航したのが山での宿泊先。
国立公園はバカ広いし、まず土地勘がないので何がどこにあって、どこが便利なのか、よく分からない(爆)
とりあえず、 州都のラクイラ には行きたかったので、国立公園のサイトからアクイラ県のアグリで検索し、
値段も予算内だし、動物もいて子供にもよさそう♪、と、ここ La Canestra に決めました。
ラクイラから北北西へ、車で約40分。

アグリの正面入り口(写真左)のある建物、その周辺は1年以上前の 地震の爪あと が生々しく残っていました。
ラクイラからの距離を考えると被害はなさそうと思っていたので突然の現実にショック。
こういう木のつっかえ・やぐらがないと建物が崩壊してしまうのですが、かといって修復のメドもないそうです。
こういう状況はここだけではない、とあとで他の町を見て思い知らされます・・・。

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真ん中の写真は私たちの部屋の入り口と窓。
中に入るとダブルベッド、入って右にトイレ&シャワー、階段があって上は屋根裏部屋。
事前に伝えておいた、親子4人で寝るのでダブル+シングルをくっつけて欲しいという希望通り、
低いダブルとシングルのベッドがきゅっとくっついて寝やすそう~ 普段ダブルに4人寝る事が多いので(爆)

ここのアグリ、 Aglioni という小さい集落の中のいくつかの建物と敷地から構成されていて、
不思議なのは、アグリのお客さんの部屋、、アグリのオーナー家族の家、アグリボランティアの部屋、
そして昔から住む人の家、ごちゃまぜ&一体となっているのです。

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洗濯ものがあったり、昔の農家の納屋や教会があったり・・・そこにヤギさんが歩いてたり。面白い空間!

動物はヤギのほかに、鶏、豚、あひる、馬、ロバ、牛。
しかし暑さのため、馬、ロバ、牛の大きめの動物は丘の上の別の敷地に移動しちゃったとの事。
マニーノが見られるのを楽しみにしていたので残念!という話をしていたら、
明日の朝に俺たちも行くから一緒に行こうか? と嬉しいお誘いがあり、喜んで同行する事に!

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写真左下が、 オーナーのジュゼッペ 。気さくで自然動物を愛し、仕事に誇りを持っている熱いオヤジ。
他の従業員の家族、ボランティアの人も皆そうで、初日からすっかり仲良くなりました。
ところが超人見知りのマニーノは、あれだけ楽しみにしていたのに
ジュゼッペに、ロバ乗せてあげると言われてもガチガチに固まって隠れる始末。
代わりにJOをちょっと乗せてみたけど、暴れてロバがかわいそうでした。

そんなマニーノのために、またやさしいジュゼッペが都合のいい日の朝に ロバ車乗ろう! と誘ってくれました。
おかげで何とか、満面の笑顔・・・♪

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一緒に乗っているのは、サマースクール?の一環で来ている10歳くらいの女の子3人。
ここはサマースクールや社会見学や体験工房など 学校や教会とのコラボ も多いそう。
ロバ車での遠足は、近場の町のはずれにある、教会までの往復。
写真右上は、 ボランティアのマリオ 。1年の期間がもうすぐ切れるところで、
一緒にボランティアしているドイツ人の彼女と次はどこに行こうかと話しているけれど、
ここは居心地が良くて出るのが寂しいと言っていました。

行き、私はマニーノの手を握って歩き どんだけアカンたれやねん 、ダンナはJOのベビーカーを押していましたが、
ジュゼッペが大丈夫だと言うので、帰りはJOを抱っこして私も乗っちゃいました★
ロバさん、かなり辛そうやったけど・・・

ここの素晴らしさはこれだけじゃありません。最大の魅力は・・・ 食事!!
旅行って町や景色が素晴らしくても、食事が美味しくないと価値が下がるもんですが、ここのご飯は本当に美味しかった。
野菜、穀物、卵、チーズ、パンなどはアグリで作っているものを 直接テーブル へ。
そしてアグリ内の ハーブ園 で取ったもので味付けされたものは本当に美味しい!
美味しいのはもちろんだけど、 食べてて体が洗浄されたような感覚 になるってのはすごい。
それくらい新鮮で素材の栄養をそのまま感じることができました。

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写真左上から、地震後に設置したレストラン小屋、収穫後のグリンピースの鞘をむき生で食べるマニーノ、
その日のパンをせっせと仕込む、 娘のノエミと奥さんのブルーナ 。この奥さんがコックさんです。

写真右は6日間で食べたもののほんの一部・・・お肉は アブルッツォ名物のラム ・ジュ~シ~でめちゃウマ!!
野菜は味が濃くって毎日収穫によって変わる付け合せが楽しみだったくらい。
ここの主力生産品である、スペルト小麦のリゾットが美味しくて、家でも真似しました。
パスタはアブルッツォ特産の Solina という麦だけ(+水)から作られたパスタ。もちろんブルーナの手打ち。
朝起きるのが楽しみなくらいだった朝ご飯は、軽く焼いたトーストに 自家製リコッタ :これが超美味い!!、
自家製ジャム、自家製ドルチェ、 “Orme di lupo =狼の足跡” は、La solinaとスペルト小麦で作ったクッキー。

周りはな~んにもなかったけど、このアグリの中だけでも子供たちはおおいに楽しみました。

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いろんな花や葉っぱをむしってごめんなさい・・・(JO)
羊飼いの犬たちと遊ぶのが至福の時 だったマニーノ、ビビラーがここまでべったり=いかに賢い犬か一目瞭然。
夕食後はアグリ敷地内を散歩しながら ホタル を探すのが日課でした。ほぼ毎晩捕まえたかな。

そして私たちも、滞在すぐから名前で呼ぶ仲になり、観光の相談したり、お茶やワインをふるまってくれたり、
とても居心地が良くてここを去るのが寂しかったくらい。
最後に、アグリ復旧のための募金と、子供たちが大きくなってからまた来る事を約束したのでした。
その時は私はカゴ作りとパン教室やりたいな~!


山・お出かけ編 ~ Lago di Campotosto へ続く♪



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