こんにちは、マイファミリー!


ママの住む実家へいくことはせず、途中親戚宅へ。家の門まで来ると、窓の中から
くりくり坊主のまるい目のだれかがこちらを覗いている。あれれ?なんだか夫にそっくり!なんと16歳の夫の妹であった。利発そうで可愛いし夫に生き写し!夫ってやっぱり女の子顔だったんだね。前からスカーフをふざけて頭にまいたりすると、「アフリカンママ」に早変わり。くりくりの目のせいかな?初めての身内との対面で私はとっても感動。彼女はこのおじさんの家に居候していて、そこからハイスクールへ通っているそうだ。その家には大人や子供が何人かいて、夫とどういった関係かは良く分からないけど挨拶と握手を交わす。これってアフリカに行くとよくあるパターンである。このおじさん、昔イスラエルへ留学していたことがあるということで、夫が少年時代にこの人がイスラエルから持ち帰ったという、とってもへんてこなイスラエルの歌が後日我家で大ヒットするのだが。(笑)
しばし歓談のあと、なんとママと娘(夫の妹達)二人がこのおじさん宅へやってきた。ワォ!ママも妹達もみんな夫そっくり!目が、鼻が、口が。。。。とってもとってもうれしくなってしまう!本当に彼のファミリーに会えたんだ!!ママはうれしくって踊り出すし、妹達はニコニコしていっぱいおしゃべりしたそうだ。私のことを既に「アンティ」って呼んでいる。
おじさんの家を後にして、タクシーで緑の生い茂った彼の村へ。すごくのどかな雰囲気ですきになれそう。高く伸びたやしの木がトロピカルな素敵な雰囲気を演出している。道はもちろんアスファルトなどではなく土。その道をタクシーは彼の育った家へ向かって走る。家の前には何人かの人々が私達を待っていて、歓迎してくれた。
夫が昔今は亡きすぐ上の、一番中の良かったお兄さんと子供時代、ティーン時代を過ごした思い出の部屋に荷物を入れてひと休み。はぁ、つかれた!少し寝たいな~......と思ったのは大間違いだった!この後3時間くらい、いやもっと、村中の人が次から次へとひっきりなしに私達の部屋を訪れてくることになるのだ。表敬訪問ってやつ?皆久々に会う夫とそのGFを一目見に御丁寧にも近所(といっても、隣の家がどこにあるのかも結局滞在中にわからないくらいお家は点在している。。。。)からやってきてくれる。ある人は「君はこの村で初めての白人だ!ようこそ!」なんて歓迎ぶり。あの~一応東洋人なんですけどね。。。。まいっか。特に子供たちは何所にいってもまわりにうようよ。移動してもぞろぞろ。きれいな澄んだ目で私の動きをじっと見ている。はだかんぼの赤ちゃんもいたりして、皆とっても可愛い。
こんな感じで彼の家の庭(ジャングル?!)を散策したのはもう夕方になってからだったかな。この庭にはやし、オレンジ、オクラ、さとうきびなどなど沢山の植物が成長していて、ほぼ自給自足の生活ができる。彼らは毎日とっても新鮮な食材を使っているのだ。
妊娠中のすぐ下の妹、まだ10代初めの弟二人、お父さんともこの家で対面し、レゴスで最初にあった弟くん会わせて女4人、男6人の兄弟だ。すぐ下の弟はベナンとの国境の方にいるとかであうことができなかったが、のちに彼はアクシデントで命を落としてしまい、結局私は一度も会うことができなかった。
お父さんは無口な感じの人。なんだか私の父に雰囲気が似ている。細身で、普段はあまりしゃべらず、よけいなことは言わないっていう感じ。でもお酒が好きで飲むと饒舌になるような。家族の皆に歓迎してもらって、とりあえず夫に実は奥さんがいるなんていうような雰囲気もないし、はるばる来て良かったな。こんにちは、マイファミリー!

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