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2011年07月12日

7/5 F-15墜落のその後　7/6イリューシン76 墜落

テーマ：航空ＡＩＲ、船舶、ミリタリーファン(610)

カテゴリ：航空事故

7月5日、南西航空混成団第83航空隊第204飛行隊所属
のF-15が沖縄本島沖での訓練中墜落。

　洋上で発見された垂直尾翼の機体番号が一致したことで
墜落を確認。

　搭乗していた川久保3等空佐は訓練中止を発信していた。

　自衛隊、第11管区海上保安本部は現場周辺海域で航空機
や艦艇などによる捜索を続けたが川久保3佐の安否は不明。

　　　　　

は5日夕、折戸優主任調査官（1佐）らの調査チームを那覇
基地に派遣し、事故原因の調査に着手。

　現時点で事故原因は不明だが、機体異常も想定されるこの
事故を受け、 航空自衛隊は全国のF-15(約200機)を点検 。

　7月8日、岩崎茂航空幕僚長は定例記者会見で同型機を使っ
た飛行訓練は見合わせているが、「考えられる全ての原因を
推測した上での点検」を実施し、来週にも再開するとの見通
しを示した。

　　　　　

新中期防衛計画に基づき、南西航空混成団は、最近の中国、
韓国の脅威に備え、戦闘機部隊1個を移動させ、2個飛行隊編制
とした上で航空団に改編することが決定している。

1/32 航空自衛隊 F-15J イーグルタミヤ［タミヤ F15Jクウジ］

7月8日、中国の国防省は、日本の航空自衛隊が「東シナ海で
中国を標的にした監視を強化してる」と懸念を表明

　当局者は「釣魚島（尖閣諸島）は中国固有の領土」と強調。

　「中国の軍用機が自国管轄の海域上空を飛行することは国際法
の関係準則に完全に合致する」と主張した。

現地沖縄では空自のF-15の緊急発進（スクランブル）増加もあ
り、軍民共用空港としての那覇空港は限界を迎えていると報道さ
れている。

　　　　

【イリューシンIl-76】

　7月6日、アゼルバイジャン・バク空港から離陸したイリューシン
Il-76TD貨物機がアフガニスタン・バグラム空軍基地近郊で墜落。

　標高3，800メートルの山腹に激突したとの報告がある。

　NATO向けの積荷、18トンを搭載していた。

　　　　　

Il-76は1974年運用開始、ターボファンエンジン4基の大型輸送機 。

　NATOコードネームは「キャンディッド」(Candid：率直な、誠実な)。

　軍の輸送機の他、民間の貨物機もある。

　Il-76TDは最大離陸重量190トン、最大積載量48トン。

　ロッキードC-141スターリフターは最大離陸重量147トン、最大積載量41トン。

　自衛隊のC130J最大離陸重量70トン、最大積載量22トン。