その弐

５ヶ月半くらいだったかな？お腹が気持ち悪かった。
ゴロゴロして『お腹でもこわしたんかな？』って感じ。
変な感じだった。

８月７日（月）に、腹帯を巻いた。
すでに１８週。本当は１６週に巻くのだけど、夏だから遅くていいと
言うんだけど、すでにお腹は７ヶ月並の大きさ。
旗帯を巻く人は、病院の一室に集められ、巻き方講習をするのである。
参加者は、私を含めて５人。

みんな５ヶ月入ってすぐの着帯だったので、お腹もペッタンコ。
なけど、私はどう見ても５ヶ月には見えない・・・。
とっても恥ずかしかったけど、お腹に２人も入っているのだから
仕方ない。
でも、そうそうに双子なんて出来ないのだから、堂々としていた。

６ヶ月に入った８月１７日（木）、とううとう『これだ！』という胎動を
感じた。５ヵ月半頃に感じたのも、多分胎動だったのだと思う。
初めてのことだから、よくわからなかったのだ。
主人は、気が早いから、４ヶ月頃から『まだ動かへんか？』なんて言ってた
けど、『今日、動いたよ１』と言ったら、早速お腹に手を当てた。
『まだ、外からじゃ～わからへんよ』と言ったら、少し残念そうにしてた。
主人も、やっと『父親になるんだ』と言う気持ちが出てきたんでしょう。

日に日によく動くようになりました。
特に左側の赤チャンが元気×２！（どっちだんたんやろ？）
今までは、検診に行ったときにエコーのモニターを見ている間も、すぐに
向きを変えるし、心臓の音もしっかりいていたし、胎動を感じるのが、本当に
楽しかった。
でも、よく動くようになったら、２人同時に動いて私は驚いたよ　(◎_◎;) おっ！
いつもは変わりばんこに動いていたのに、・・・。
２人は、音楽を聴いていると良く動くようになった。また、これも左の赤チャン。右の赤チャンはつられるように動く。

８月３０日（水）の検診日、エコーのモニターんい映された２人の姿を見た。
形はもう、ちゃんとした人間だった。ずいぶん大きくなったんだなぁ。
主人は、赤チャンたちの姿を見たがったんだけど、エコー写真をもらえるように
次の検診日で頼むことにした。
その日の検診で、困ったことに、よく動く赤チャンが『逆子』だと判明（￣□￣;;;）！！！右の赤チャンは正常位でよかった。

主人は毎晩、１１時半以降ににならないと帰って来ない。
とても寂しかったけど、胎動を感じてからは違う。
毎晩１０時半位から、赤チャンたちがゴソゴソ動き出して『早くお父さん
帰ってこないかなぁ～』と一緒に待っているからです。
主人が帰ってくると、赤チャンたちは声を聞いて反応してゴロゴロ動き、時には
言葉は悪いけど、お腹に蹴りを入れるわ、頭突きをかまされたりして私は
たまったもんじゃ～なかった（ρ＿；）

けど、いつだったかな？
そ～だ、お盆休みの時、私は機嫌が３日程悪かった時、２人ともビクりともしなかった。やっぱし、私の機嫌が悪いのがわかったのかな？
それからは、機嫌が悪くならないように、気を付けた。
私が機嫌悪くなったのは、主人のせいですからね。言っておくけど（ー’`ー;）

８月２３日（水）に、赤ちゃん用品を買いに行った。
母・姉・甥っ子２人の５人で。
性別はわからないけど、とりあえずクリーム色の服を用意。
焦らずに、買物にいけばいいけど、早ければ８ヶ月・９ヶ月で入院という
こともあるので、動けるうちに動いておかなければ。
もう、用意は出来ているから、いつ生まれてもＯＫ！ってとこかな？
でも、まだ出てこないでね！

双子を産み育てるにあたり、実家近くにお引越し。
それが９月１５日なので、少しずつ片付けないといけない。
病院の医師は『引越しなんかはしないように』と言われたけど・・・。
少しずつ、荷物を作りはじめますか！

双子たちの出産予定日を書いていない。
平成２年１月４日が予定です。でも、今年中に生まれるでしょう。
双子は、早産になるらしい。
私としては、来年に生まれて欲しい。
私・父・祖母が同じ干支なので、双子達が生まれたら、親子四代同じ干支
なんて格好いい！

でも、今年中に生まれたら『年末調整』でガバッと返ってくるから助かる
には事実。とっても複雑な気持ち。『なんて親』とおもわれるかな？

あまり早く生まれてても『未熟児』だったら大変！だから、ゆっくり出て
着て欲しい。
１２月２０日以降には生まれるでしょう。
主人は『１２月２３日に生まれる。絶対に！』と言い張ってます。
都合よく、そんなことが本当に出来るなら、そうなって欲しいけど、まぁ
ムリでしょ。

でも私はお腹を撫でながら『２５００ｇ以上で、年内に生まれますように』
って言い聞かせていますが、きこえたかな？
ホント、むちゃばっかり言う親です。

正直言って、双子を授かったとわかった時、
『なんで私が双子なんか産まなあかんの。あ～不幸』
なんて思いました。
私の友達自身が双子と言う人が３組いた。その子達を見てきたから・・・。

双子の親も大変だそうし、滅多にできるもんじゃないし、
『間違って双子なんて産むもんか！』
と思っていたら、『明日はわが身』だったのだ。

主人も最初は戸惑ってたみたいだけど、そんな私に対して
『子供が欲しくても、出来ない人もたくさんいるんや。
そんなことを考えたら１度に２人も授かるなんて幸せなことや。
そんな不服を言うたら罰が当たるで！』
と怒られました。
まぁ～そうなんだけど、初めての妊娠で双子だと言うことでパニクって
いたのだと思う。

私が思うには、主人が３３歳まで独身だったので、他の同い年の人には
子供が２人はいるでしょ。だから、いっぺんに２人も授かったんやと勝手に
思っています。
今は、双子で良かったと思えるようになりました。
普通では、滅多に出来ないことを、やってしまうのですから。
『人生８０年』と言われるときに、貴重な経験を積めるのです。

赤チャンたちに望むこと。
それは・・・
男の子なら、ヤンチャでもいい。少し困らせてもいい。
いつも元気であって、素直で人の心がわかる人になって欲しい。
女の子なら、いつも笑顔を絶やさず、明るく素直で、人の心がわかる人に
なって欲しし。外見は女の子らしくなくても、内身は家庭的であればいい。

とにかく健康であれば言うことがない。
自分の意志をしっかり持って、自分の道をまっすぐに歩んで行く。
言ったらキリがないけど、中途半端な人間になって欲しくない。
そして、お父さんを尊敬できる様なひとに、絶対なって欲しい。

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