梁恵王上巻


梁恵王(上) 1 1 王何を以て吾が国を利せんと言う。士庶人何を以て吾が身を利せんと言う。
梁恵王(上) 1 2 上下交ヶ(こもごも)利を征(と)れば、国危うし。
梁恵王(上) 1 3 苟も義を後にして利を先にすることを為さば、奪はずんば厭かず。
梁恵王(上) 1 4 王も亦仁義と曰んのみ。何ぞ必ずしも利と曰ん。
梁恵王(上) 2 賢者にして後此を楽しむ。不賢者は此有りと雖も楽しまざる也。
梁恵王(上) 3 1 民をして、生を養ひ死を葬して憾み無からしむる也。
梁恵王(上) 3 2 生を養ひ死を葬して憾み無きは、王道の始め也。
梁恵王(上) 3 3 路に餓?有れども、発するを知らず。人死すれば、即ち我にあらざる也。
梁恵王(上) 4 人を殺すに杖を以てすると刃を以てすると異なる有るか。刃を以てすると政を以てすると異なる有るか。
梁恵王(上) 5 仁者に敵無し。王よ。疑うことなかれ。
梁恵王(上) 6 1 天下、いずくにか定まらん。吾こたえて曰く。一つに定まらん。
梁恵王(上) 6 2 人を殺すこと嗜まざる者、よく之を一にせん。
梁恵王(上) 7 1 王の王たらざるは、為さざる也。能わざるに非ざる也。
梁恵王(上) 7 2 恒産無くして恒心有る者は、ただ士のみよく為す。
梁恵王(上) 7 3 即ち恒産無くして、恒心無し。
梁恵王(上) 7 4 苟も恒心無ければ、放辟邪侈、為さざる無し。罪に陥るに及んで、後、従って之を刑す。
梁恵王(上) 7 5 仁人位にありて、民を網すること為すべけんや。



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