「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

22日 スダーン&東京響サントリー定期


東京交響楽団第554回定期


1・ハイドン
   交響曲第82番ハ長調「熊」

********** intermission ************

2・モーツァルト
   ミサ曲ハ短調K・427


ソプラノ:森 麻季
メゾ・ソプラノ:谷口睦美
テノール:福井 敬
バリトン:久保和範

合唱:東響コーラス(合唱指揮:大谷研二、松原千振)

 2008.3.22.18:00 サントリーホール 1-18-28

本日はゲスト・コンマスに前の東響コンマスを務めた現在京都市交響楽団の
コンマスを務めるグレブ・ニキティンさんが登場、懐かしい。

最初に演奏されたハイドンの交響曲「熊」、いわゆるパリ交響曲
と言われる6曲のシンフォニーの最初の曲。
東響のハイドン・シリーズも後期のシンフォニーの演奏になり一連のシリーズ演奏で
手馴れたものでこの後期の82番「熊」もシンフォニックなハーモニーを響かせてお見事。

休憩後はモーツァルトの教会音楽の大作(未完ではあるが)ミサ曲ハ単調、
4人のソリストたちも見事な歌唱を示したが何と言っても
東響コーラス(混声)の見事なハーモニーを賞賛したい。
相変わらずの全員暗譜での歌唱。

キリエから開始される荘厳な合唱の響き、それに続く
ソプラノの森 麻季の歌唱も伸びやかな声で彼女の懸念の声量も充分クリアー
されて、この先へ続く期待を充分に抱かされる出だしであった。
それは終曲のホザンナの東響コーラスの力強いフーガで曲を閉じるまで
オケも含めた全員による見事な演奏が繰り広げられた。

メゾの谷村睦美も豊かな声の響きで立派な歌唱だし福井 敬も危なげない、
バリトンの久保和徳は最後のベネディクトゥスのみの出番。

スダーン指揮する東響オケも殆どノン・ヴィブラートでの演奏だが
全く違和感なく演奏に聴き入ることが出来た。BRAVO !
★★★★★

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