「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

18日 ポール・メイエ&東フィル/松山冴花


東京フィルハーモニー交響楽団第757回定期

1・シャブリエ
   狂詩曲「スペイン」


2・ラロ
   ヴァイオリン協奏曲第2番
    「スペイン交響曲」
     松山冴花(ヴァイオリン)

************* intermission ***************

3・サン=サーンス
   交響曲第3番ハ短調
    「オルガン付き」
     新山恵理(オルガン)


 2008.7.18.19:00 サントリーホール 2-C8-29

本日の指揮者はフランス・アルザス生まれのポール・メイエ
クラリネット奏者としての力量はまさに世界のトップ奏者ですが
今夜の指揮者としての印象は未知数に感じた。
指揮をミョンフンの薫陶の元、ソウル・フィルの首席准指揮者の地位
にあるとのことだが メインの「オルガン」シンフォニーでも
たんたんと曲が進行するのみで自己主張も見られずフィナーレでは
快速スピードで駆け抜けるだけ、確かに指揮振りは流麗で音楽センスは
感じられるが、どの作品でも感動とは程遠い演奏。

オルガンの新山恵理、サントリーホールの豊かな音色を見事に
響かせた好演が今夜の唯一の収穫。

2004年仙台コンクールの覇者 松山冴花は何度か彼女の演奏に
接して どのような「スペイン交響曲」を聞かせるか楽しみだったが
曲の冒頭から癖のある歌いまわしで違和感、技術的にはレベルの高い
ヴァイオリンではあるけれど それだけの印象。
一部の熱狂的なファンであろうかBRAVO!の連呼がむなしく聴こえた。
★★★☆

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