「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

07日K・ヤルヴィ&ウィーンTO&上原彩子


ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団


1・グリーグ
   「ペール・ギュント」組曲


2・グリーグ
   ピアノ協奏曲イ短調
     上原彩子(ピアノ)

************** intermission ****************

3・ドヴォルザーク
   交響曲第9番「新世界より」

アンコール曲
  ブラームス:ハンガリー舞曲第6番


2008.10.7.19:00 所沢文化センターミューズ アークホール 1-R2-15


 首席指揮者のヤルヴィに率いられてのトーンキュンストラー管弦楽団
本拠地はウィーンのムジークフェラインザールで本日のミューズ・アークホール
も同じくシュー・ボックス タイプのホールで音響の良さにウィーンの楽員たちも
驚いたかも知れませんね。

指揮者、オケとも初めて生で聴いた訳ですが予想したよりも素晴らしい演奏に
感動しました。
躍るようなヤルヴィの指揮のもと 非常にバランスのとれた響きと
派手さは無いけれど繊細な表現がとても印象に残りました。
管楽器奏者も優秀、特にホルン隊が。
14型2管編成でコントラバスは舞台中央奥に一列に並ぶ配置でウィーン響
もそうですね。

ウィーンにはフィルハーモニカー(VPO)、シンフォニカー(VSO)、ウィーン放送響 そして
このトーンキュンストラー管とありますが いずれも特徴的でそれぞれのオケの
アイデンテティを持っていると感じます。

グリーグのピアノ協奏曲を弾いた上原彩子の演奏はまことに見事なもので
ダイナミック・レンジの効いた表現でダイナミックな部分の力強い表現と
弱音をきっちり生かした表現方法とで文句の付けようがないほど。
風格すら感じさせる大人の演奏でオケも素晴らしい演奏で華を添えた。
アンコール演奏ではヤルヴィはパウゼごとに客席を振り返り笑いを誘ったり
と お茶目な一面も見せた。
★★★★☆


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