「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

18日 ノセダ&ディンド(Vc)/N響C定期


NHK交響楽団第1629回定期
コンサートマスター:堀 正文

1・スメタナ
   交響詩「ハーコン・ヤール」作品16


2・ショスタコーヴィチ
   チェロ協奏曲第1番変ホ長調
     エンリコ・ディンド(チェロ)

アンコール曲
  バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番からサラバンド


************ intermission ********************

3・メンデルスゾーン
   交響曲第3番イ短調「スコットランド」


 2008.10.18.15:00 NHKホール 2-R7-20


今回登場のジャナンドレア・ノセダは人気急上昇の指揮者
師匠のゲルギエフ譲りのダイナミックな指揮振りに流石の
N響楽員も必死に演奏している姿が何故か可笑しく映る。

いつもと同じ座席で聴いたけど今回のN響の音が乾いた響きで
違和感を持った。ノセダの望んだ響きかどうかは知らぬが。。。

どの曲目もN響らしい堅実な演奏ではある、特に休憩後に演奏
された「スコットランド」は一分の隙もない明快な演奏で
2年半ぶりのN響との共演だがブランクを感じさせない
素晴らしい演奏であった。

ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を弾いたディンドは
昨日の東響定期で同じ曲目を演奏したモーザーに負けず劣らずの
超絶技巧を駆使した見事な演奏。
アンコールは奇しくも前日の東響定期演奏会でのモーザーと同じ
アンコール曲で やはりバッハはほっと気持ちを落ち着かせる。

N響もやや硬質な演奏ではあるがやはり見事な音楽を付けた。
ホルン・ソロは多分(遠めでしかとは分りかねるが)松崎首席か、
こちらは昨晩の東響首席のハミルの演奏の方が音色、スピード感
などで一日の長があった。

ノセダの指揮には3月のBBCフィル来日公演以来 約半年振りに
聴いたわけだが今回も今ひとつ物足りなさを感じるのは
あまりに期待が大きすぎるからなのか、謎!だ。

以前の東響とのいくつかの演奏会には感動したのだけど。

尚、今日の演奏会の終わりにコントラバスの西田首席ともう一人の
奏者が定年で退職とのことで花束を贈られ聴衆から惜しみない拍手が
捧げられた。
★★★★☆

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