「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

01日 藤村実穂子 (Ms) リサイタル


   メゾ・ソプラノ リサイタル

 (ピアノ)ロジャー・ヴィニョールズ

1・シューベルト
   泉によせて D.530/春に D.882/ギリシャの神々 D.677b
   泉のほとりの若者 D.300/春の想い D.686b


2・ワーグナー
   「ヴェーゼンドンク歌曲集」
   1・天使 2・止まれ! 3・温室で 4・痛み 5・夢


************** intermission *************** 

3・R・シュトラウス
   私の想いのすべて OP21-1/君は心の冠 OP21-2/ダリア OP10-4
   私の心は黙り、冷たい OP19-6/二人の秘密をなぜ隠すの OP19-4


4・マーラー
   「リュッケルトの詩による5つの歌曲」
   1・あなたが美しさゆえに愛するなら 2・私の歌を見ないで
3・私は優しい香りを吸い込んだ 4・真夜中に
   5・私はこの世から姿を消した

アンコール曲
シューベルト:夕映えの中で
R.シュトラウス:明日の朝




 2009/3/1/15:00 所沢ミューズ・マーキーホール 1-O-24

チケットは完売とのことであったが不思議なことに空席が
ちらほら、尤も1階席は満員の状況ではあったが。

今日は大阪、名古屋公演を終えて全4回公演の3日目
(最後の公演は3月3日東京・紀尾井ホール)

ステージに登場しただけで彼女のオーラを感じてしまった。
どの曲も実に丁寧に然しシリアスな表現で心を揺さぶられた。
敢えて特に印象に残ったという曲目で言えばアンコールの2曲だが
すべての曲目が完成度の高い歌唱であれこれコメントする
言葉も見つからない。BRAVO! のひとこと。
★★★★★

ところで藤村さんほどプロ魂しいに徹している歌手は稀だろう。
欧米の歌劇場を駆け回って、立ち寄るのは空港とホテルと劇場だけ。
酒、コーヒーはもちろん、肉も口にしない。風邪をうつされるのが怖く、
美術館の列に並ぶこともできないというが、本人は
「節制してるつもりはない。音楽の神様に仕えてるだけ」。

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