「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

14日 M・シュタットフェルト/リサイタル


     ピアノ・リサイタル



J・S・バッハ
   平均律クラヴィーア曲集第1巻(全24曲)
     第1曲~第12曲

***************** intermission **************

J・S・バッハ
   平均律クラヴィーア曲集第1巻
     第13曲~第24曲


アンコール曲
   プロコフィエフ:トッカータ
   J・S・バッハ:シチリアーナ


 2009年6月14日15時開演 所沢ミューズ・アークホール 1-5-24

数年前にバッハ「ゴルドベルク変奏曲」の演奏で一躍話題となった

ドイツ生まれの29歳若手ピアニスト

曲目は残念ながら「ゴルドベルク」ではなかったが彼の生演奏の機会を得た。



ステージに現れた彼はスリムな体形の所謂イケメン風の青年ピアニスト

第1曲目のハ長調のプレリュード(グノーのアヴェ・マリアの下敷きになった曲で特に有名)

のピアニッシモの出だしから、おぉっと気を惹かせる演奏でその後の

第2番でのフォルテッシモでも卓越した打鍵テクを披露して

前半の第12番まで見事な集中力で聴かせた。


休憩後の第13番以降も曲の持つ性格をそれぞれ的確に表現して見事なもの。

2回ほど音符を飛ばした箇所もあったがご愛嬌と言うものだろう。


アンコールにいきなりプロコのトッカータが演奏され びっくりで

彼のアグレッシヴな表現にしばし唖然、次のアンコールのシチリアーナで

心の平穏が保たれました。(笑)

バッハの平均律曲集はたまにグレン・グールドのCDでBGM風に聴くのみ

でしたが生の演奏会で聴いてみるとやはり違いますね、

この次からはCDでも真面目に聴かないと大バッハさんに失礼かも。(爆!)
★★★★☆

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