「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

01日 大友直人&東響&パスキエ(芸劇)


東京交響楽団芸劇シリーズ第101回
ゲスト・コンサートマスター:マウロ・イウラート

1・ベートーヴェン
   ヴァイオリン協奏曲ニ長調
     レジス・パスキエ(ヴァイオリン)


*********** intermission ***********

2・ブラームス
   交響曲第1番ハ短調



 2009/8/1/18:00  東京芸術劇場大ホール 3-D-38



今日のベートーヴェン&ブラームスの大作プログラム、
今時の正統派プログラムでの大友さんの狙いはそれぞれの作品の
造形をくっくりと聴衆に提示することにあったのかも知れない。

前半は(12-10-8-6-5)の12型、後半のブラームスでは(14-12-10-8-7)の14型
編成で弦声部はもとより管楽器の旋律がくっきりと浮かび上がって、
ややもするとトゥッティ部分でかき消されてしまう副旋律が明瞭に聴き取れる演奏。

パスキエのヴァイオリンは丁寧に作品を紡いで滋味溢れる演奏で
アンコールにパガニーニのカプリティスからの1曲が演奏された。

後半のブラームスの交響曲第1番も非常にバランスに注意を払った演奏に
感じるが、いささか起伏に欠ける平板な印象、尤も終楽章のコーダから
フィナーレ終結部に至る箇所ではエンジン全開のパワフルなエンディングで締めた
★★★★

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