「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

24日 サントリー・サマーフェス/ウンスク


アンサンブル・ノマド

1・ウンスク・チン(陳 銀淑)
   打楽器とテープのための「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」
     吉原すみれ(打楽器・ソロ)
     有馬純寿(ライヴ・エレクトロニス)

2・ウンスク・チン
   3つのピアノ・エチュード
     第1番、第6番、第5番
     中川賢一(ピアノ・ソロ)

3・イリャン・チャン(鄭 逸錬)
   マリンバとヴィブラフォン、大アンサンブルのための「BENU」
     加藤訓子、宮本典子(打楽器)

************ intermission ***************

4・ウンスク・チン
   ソプラノとアンサンブルのための「錯綜としがらみ」
         ~オペラ(不思議の国のアリス)より
     吉川真澄(ソプラノ)


5・ウンスク・チン
   ソプラノとアンサンブルのための「折句一言葉の遊戯」
     森川栄子(ソプラノ)

********** intermission *************

6・ウンスク・チン
   ピアノ、打楽器とアンサンブルのための二重協奏曲
     中川賢一(ピアノ)
     加藤訓子(打楽器)



 2009/8/24/19:00 サントリーホール・ブルーローズ

毎年行われるサントリーホール国際作曲委嘱シリーズ、今回は韓国出身の
女流作曲家ウンスク・チン(陳 銀淑)の作品がテーマ。
彼女は1961年生まれソウル大学でスキ・カン、ハンブルクでリゲティに
作曲を師事、数々の現代音楽作曲賞を受賞している。

10時過ぎまで及んだ演奏会だったが、ウンスクの作品はかなりの
前衛的で意欲的な作風で却って昨今の中途半端な現代曲より
潔いというか聴いていて興味深い作品ばかりでむしろ天晴れ、
爽快な気分でホールを後にした。

演奏者達もみなさん達者な腕前を披露、圧巻は5曲目に登場の
ソプラノの森川栄子さんで、歌唱のみならず口笛を奏したりと大熱演、
特に現代音楽の歌唱は彼女の独壇場と言えましょう、お見事。

小ホールとは言え満員の聴衆を迎えての演奏会で管理人のすぐ後ろの席に
お座りのウンスクさん、何度もステージに呼ばれて盛大な拍手、賛辞を
受けていた。
★★★★★

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