「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

08日 大友直人&ストット&東響定期演奏会


東京交響楽団第574回定期
コンサートマスター:大谷康子


1・シューマン
   序曲、スケルツォとフィナーレ作品52


2・フィトキン
   ピアノ協奏曲”Ruse”~委嘱新作、日本初演~
     (ピアノ)キャサリン・ストット


********* intermission ***********

3・ベートーヴェン
   交響曲第7番イ長調作品92



 2010年1月8日19時サントリーホール 1階17列


英国の作曲家フィトキン(1963~)の作品「サーキット」に続いての日本初演
第2弾となるコンサート。
前回と同じくストットのピアノ独奏と大友&東響のコンビの演奏。

フィトキンの話によると”Ruse”(策略)は不安定なところに存在しているもので
テンポは常に一定を保つものの、音楽は次から次へと不意に変化、時には攻撃的で
リズミカルに、ある時は穏やかで静的にと移り変わる。

編成は弦楽5部(12型)にティンパニが2台の管楽器が入らない楽器編成で
確かに一定のテンポ感の中でピアノが様々に躍動する、前回聴いた「サーキット」
では小川典子とのデュオだったが今回はソロということもあり、かなりの自由な
表現が感じられた。

休憩後のベートーヴェンの第7番シンフォニーは常任指揮者大友と東響オケとの
長年の阿吽の呼吸を感じさせる安定感のある正攻法な演奏でフィナーレを閉じた。

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