2.ホジキン病とは

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悪性リンパ腫探検隊/ホジキン病闘病記


2.ホジキン病とは/国立ガンセンターより


・ホジキン病とは リンパ組織を構成している細胞が、がん化(悪性化)してできた悪性腫瘍を悪性リンパ腫といいます。 悪性リンパ腫は、ホジキン病と非ホジキンリンパ腫に大別され、それぞれにつき病変部の腫瘍細胞の形状やその配列状態の違いなど、 いわゆる病理組織学的所見に基づいて病型分類がなされています。 リンパ組織は、血管と同じように枝別れするリンパ管により、身体のあらゆる部分に張りめぐらされています。 リンパ管には白血球の一種であるリンパ球を含んだ無色の体液(リンパ液)が流れています。 リンパ管にそってリンパ節と呼ばれる豆の形をした組織が集団をつくっています。リンパ節は、感染症と戦う細胞をつくったり蓄えたりしています。 リンパ節は頸部、腋窩(えきか:わきの下)、肺門(肺の入口)、縦隔(じゅうかく:両肺の間)、腹部大動脈周囲、 骨盤内および鼠径部(足のつけ根の内側)などに多くみられます。リンパ節ではありませんが、脾臓(リンパ球をつくったり、 老化した赤血球を除去している左上腹部にある臓器)、胸腺(胸骨の下にある小さな組織)、 扁桃および腸管のリンパろ胞(粘膜下のリンパ球の集団)はリンパ組織の一種で、ここからホジキン病が発生することもあります。 このように、リンパ組織は身体のいたるところにあるためにホジキン病はどこからでも発症することがあり、 肝臓、骨髄(大きな骨の中にある海綿状の組織で血液を造っている)、および脾臓など身体のいたるところに拡がる可能性があります。 成人のホジキン病は、20歳代と60歳代の人に比較的多く発症します。ホジキン病は小児でも発症しますが、 治療法は成人の治療法とは少し異なっています。

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