陽のあたる場所

俺はできた人間ではない
君もわかってるだろぅ?

マジメに生きることのできない人間
切羽詰っても動けないダメな人間

これと言ってやりたいこともなく
何となく過ごしているだけの日々
迷走する俺の人生

自分が何をしたいのかわからない・・・
したいことがあるのかすらわからない

ただ・・・ただ・・・
陽が昇り沈むのを見ているだけ・・・
外の世界から見ているだけ・・・


そんな時、ふと考えることがある
俺はどうしたら幸せなのだろぅ
何となく過ごしている日常
其の時限りの快楽は得ている
けれど・・・

どうしようもない虚無感
やり場のない混沌とした心


自分がやったことに対して思い入れがないのかもしれない
器械のように自分を捕らえている自分
いい結果が出ても満足できない自分
また、どうしようもない虚無感

見出せないレーゾンデートル



そんな時一粒のヒカリをみつけた
今まで何をしても見つけられなかった陽のあたる場所

そうだったのか・・・

俺の求めいていた物はこれだったのか・・・


もう、自分の事などどうでもいい
この場所を護れるのならば涙を流したってかまわない
ここが今のままでいてくれるならば死だって厭わない

どんな事をしてでも俺はここを護る
ここに射すヒカリを失わないためにも・・・

俺の人生はここを護るためにあるのだろう
ここが今のままでいてくれれば俺は幸せなんだ・・・
たとえそれが勘違いだとしても・・・


そう・・・
君の笑顔が・・・周りの人の笑顔が・・・
・・・俺の陽のあたる場所

お願いだから雨を降らさないでほしい
ずっと陽を浴びていたいから・・・
ずっとみんなの笑顔を見ていたいから・・・


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