⑤クリスマス


果たして、いろいろ与えるばかりがよいことなのだろうか…?

だんなクンと話し合うことにした。ちょうど、秋の誕生日が12月23日で、プレゼントざんまいになる…

誕生日はプレゼントを。
そして、クリスマスプレゼントは、クリスマスカードにした。

クリスマスプレゼントである、カードを開いた二人は、声をあげて驚き、喜んだ。

プレゼントとして、温泉旅行に一緒に行こうと私達は記入していたのだった。
元々、1泊2日で、だんなクンとフレンディーと旅行に行く予定だったので、それなら物をあげるより、一緒に思い出作りをして、
思い出になることをプレゼントしよう!と決めたのだった。
長崎のペットも泊れる旅館に(そんなに高くない所)予約を入れた。
観光する所も、計画した。

12月25日9時出発。
まず、向かったのは佐賀県鳥栖市にある「キュー○ーマヨネーズ」の工場だった。
工場を窓越しに見学。機械でいくつもの卵が上手に割られて、すごかった。
説明なども聞いた。
そして、なんと行っても、お土産つきなのだ。内容は、250gのマヨネーズと韓国風ドレッシング。ラッキー!! (^^)
子どもさんには・・・とキュー○ー人形のキーホルダーが配られていた。
ダメでもともと、事情を話すと女性の見学案内の方は、

「そうなんですか!それなら、もって来ましょう」

快く秋とメグにも、人形を渡して下さった。そして、

「中国では、みなさん食べてありますか?人気はありますか?」

と逆に尋ねてきた。貴重な海外の消費者の意見になるのだろう。

「美味しいです。食べます。」

と答えると、喜んでいた。お土産や、自社製品をやすく販売してある所を見て、お歳暮も売っていた。それを、

「これは一体なんですか?」

と尋ねてきた。先ほどの見学案内の方が、丁重にお歳暮の意味を説明してくださったので、助かった。
日本で当たり前の事を、なぜか?と聞かれて答えるのは、ホントに難しい。
なぜと言われても、そうするのが普通の事であって、意味を考えずにやってしまったりしていることが多いからだ。
もっと、行動をする為には、きちんとそのプロセスを考えてしなければならないなぁ~と、思った。

次に行った所は、同じく佐賀県鳥栖市の「ヤク○ト」工場。
中国ではこういう工場見学とかはするのか、社会見学なんてあるのかと尋ねると、

「初めて、みます。社会見学はなんですか?それはありません」

日本のような、小学生の社会見学はないようだ。勉強ばかりといっていた。

ヤク○ト工場も、見学すると、いろいろな種類のものが大きなタンクで製造されていた。説明を聞いた。
飲み方、ストローの出し方まで、説明があったのには驚いた。
ここでもお土産に、4種類の飲み物、空き容器で作ったリサイクル品の万年カレンダーなどを頂いた。またまた、ラッキー! (^^)
見学案内の方が、
「来年は中国の上海の方に、工場が出来ます。よい会社なので、よかったら就職してください」

など、彼女らに話した。
見学を終え、外へ出るとひどい雨になっていた。予定通り、旅館に向かった。

工場見学は、ただで出来るし、お土産まで頂いてよかったねと話した。

旅館は長崎県小浜の「馬鈴薯館」というところです。
小さな所だった。旅館・・・というより民宿風だった。別のお客さんで、どこかの大学のボクシング部が宿泊していた。

到着して、フレンディーが一緒の私達は、部屋の中を見て畳が綺麗な方を、彼女達に勧めた。
そして、食事の前に温泉に行こうと話した。
浴衣に着替え、彼女達の部屋に行くと、メグは両親と電話で話しているところだった。初めて着る浴衣、ワクワクしているようだった。
秋の浴衣の着付けをして、電話が終った、メグの着付けもした。どうして浴衣が右前なのか?など、説明をしながら… 
メグは、電話の両親は元気だった、私達によろしくといっていたと話した。
会ってみたいけど、言葉が通じないからねぇ・・・と言っていたとのこと。
着終えた所で、私達の部屋へ来るように言った。お茶を飲み、フレンディーに留守番を頼んで、温泉に向かった。
家族湯、露天風呂、男湯、女湯とあった。女湯より家族湯の方が、岩風呂になっていたので、だんなクンが岩風呂を勧めた。
すると二人は、困惑した表情になった。

「家族湯…あのぉ…お兄さんは…」

ちょっぴり笑ってしまった。が、家族湯だから、家族で入ると考えても当然である。
お兄さんは男湯に入るから大丈夫であることを説明すると、少しだんなクンに気の毒そうにであるが、
「よかった・・・」
と、照れて笑っていた。

温泉でのマナーを説明しながら、三人で入った。中国では、基本的にシャワーだそうだ。秋の家には、湯船もあるらしい。
でも、余りつかる事はないそうだ。日本には御風呂屋さんがあるが、中国にはシャワーセンターみたいなものが公共にあるらしい。

小浜の湯は、海が近いこともあって、少ししょっぱかった。

「辛いですね」
顔を洗うと、そう話した。しっかり温まり上がった。

上がると、ベンチにだんなクンが待っていた。温泉は?と二人に聞いていた。

「気持ちよかったです」
と口々に話すのを聞いて、だんなクンの顔はホッとしていた。そして、4人で温泉の効能が書いてあるのを見た。

次は、待ちに待ったお食事!!
フレンディーには、着いてすぐ餌をあげていて、お休み中。
用意されている部屋へ向かった。事前に2人分は生物がないようにと依頼していた。確かに、刺身はから揚げになっていた。
しかし、なまこの酢の物は、そのままだった。
日本人の感覚からすると、生物って刺身…って感じなのかな?
食べれない物は、お兄さんに食べてもらってと、なるべく残さない方がいいことなど説明した。
で、だんなクンはビール、私、秋、メグはオレンジジュースで乾杯した。

すると、2人から、私たちへのクリスマスプレゼントを差し出された。
壁にかける飾りと綺麗な刺繍がしてあるハンカチ、そして手紙が付いていた。

私たちと知り合えて、私達が里親だったのでよかったなど書かれていた。
何よりもうれしいプレゼントだった。
各料理の説明もしながら、おなかいっぱいになった。

部屋に戻って、私達の部屋に集まった。外はひどい雨、そしてぶらぶら出来るような街中ではなかった。
よかった、もし退屈したら・・・と思い、購入して持ってきていた物がある。それは…

ジャ~ン!!『ニュー人生ゲーム』

子どもの時やったことがあった。
懐かしいな~って思いと、2人じゃしないけど、4人なら楽しいだろうという考えもあって、購入したのだ。

4人で(フレンディーはだんなクンの膝で見学)、わぁーわぁー言いながら、ゲームを進めた。時には冗談言いながら…

ゲームのあとは、持参していたクリスマスケーキを食べた。だんなクンの父上が、クリスマスプレゼントにくれたものだった。

美味しく食べて、そのあとはお互い休んで明日に備えることにした。

12月26日
今日は、天気もよくなっていた。朝ごはんの前に少し早起きして、女三人で朝風呂に行った。
もちろん、露天風呂!そこは、半露天だった。
すっきりした後、朝ごはんもしっかり食べて、ご主人と奥さんに礼を言い「馬鈴薯館』を後にした。

今日は、雲仙地獄をまず見に行った。2人は、

「地獄をはじめてみた。この匂いはなんですか?」

と興味津々。温泉卵もひとつずつ食べた。こりゃまた、美味しかった。
本当は、まだ上に上がってロープウェイに乗りたかったが雪が積もっていた。
大事なお嬢さん達がいるので、ここで万が一何かがあれば、大げさかもしれないが国同士の問題につながったって、おかしくもない…ムリはしないことにした。

次に向かったのは、長崎中華街!
ここも、2人は、
「春雪(←旧正月)みたいです。普段はこんな風にしてません。」
と、話していた。
お土産に、よりよりを買って帰ることにした。二人に食べ比べてもらい、より中国らしい味のものを購入した。
そして、その店の方に聞いて遅い昼食に皿うどんを食べた。
が、ちゃんぽんや皿うどんは、中国にはないそうだ。

そのあとは、大浦天主堂、グラバー園を見に行った。時期が時期なので、イルミネーションがとても綺麗だった。

時刻は17時。まだまだ色々と遊びたい所だが、彼女達の門限(22時)がある。
名残惜しいが家路に向かった。

帰りに忘れずに各工場でもらったお土産を渡し(クーラーを持って行ってたので、よかった)、また・・・と別れた。

お金は使うことは使ったが、出来る所は節約し、とても楽しい思い出深い旅になった。
私達も、我が家に帰り着いてだんなクンと2人、フレンディーを膝に、「誘ってよかったね」と話をした。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: