4)塔の街で

昨日から薄々気がついていたのだが どうやら風邪を引いたみたいだ。鼻じるが止まらないしのどがやけに痛い。幸い食欲があるのと、熱が出ていないので寝込むことにはならないですみそうだ。
今日の予定はカッシーネ公園の市場を物色し、午後からバスを乗り継いでサンジミニャーノ行く予定だ。


市場の八百屋さん。フィレンツェは野菜が新鮮でうまいよ。


カッシーネ公園はアパートから歩いて30分、さらに公園内の市場を30分ほど歩いた。がらくたばかりでろくなもんはなく、もうすでにくたくたで、サンジミニャーノに行く気も失せてしまった。シエナとか近場にしようよ、などと話しながらバス乗り場で時刻表を見るとサンジミニャーノ方面は3分後の発車で悩む間もなく切符を買いバスに飛び乗った。
一時間後にポッジポンジと言う街に到着。反対車線に渡るとすぐにサンジミニャーノ行きのバスが来た。
「こんなうまく行く訳がない。絶対どこかでシッペ返しが来るはずだ」
イタリアとはそんなもんかねぇ。

その後、山道を登ること20分、サンジミニャーノに着いた。平日ということもあって客はまばらで日本人もほとんどみかけない。雲ひとつない天空の街はとても美しい街だ。広場のピザ屋でピザを一切れ、ワイン屋でサンジミニャーノワインとチーズを買い、高台に登って食べることにした。日差しがまぶしかった。



広場に戻ると みやげ物屋を見ながらジェラートを食べた。イタリアでは珍しく壁に有名人の写真がたくさん貼ってある。(ちらっと見たがわかる人はいなかった) 2ユーロでピスタチオとバニラとストロベリーをのせてもらう。かなりうまい。

町の入り口に戻り、バス停に着いて時刻表を見ると、山を下りるバスは5分前に出たばかり。次のバスは70分後。
「これがイタリアのシッペ返し?」と聞くとakimoは答えた。
「いやいや こんなもんじゃないよ。ホンモノなら終バス、行った後だからね」

仕方なく、一時間ほど、みやげ物を見たり、別の高台に上ったりして時間を潰した。山の町らしく日がかげると、ぐっと風が冷たくなってきた。
その後2時間かけてフィレンツェに戻ったが、すんなりバスに乗り継ぐことが出来た。特に渋滞もなく、イタリアのしっぺ返しはなかった。

部屋に着くと疲れのせいか少し熱ぽく、だるい。大事にならないうちに早め寝ることにした。













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