フレディと歌う!

hotelから

昨日から決めていた事があった。もう、ホテルのパンは食べないと言う事を。旅行の楽しみのひとつでもある食事。朝食はそのウェイトが低いとはいえ、食パンにジャムならば、その楽しみを昼食にまわそう・・・そう思いコーヒーとシリアルを食べすぐに出かけた。
本日の目的は大英博物館。何があるかよく知らないが、とにかくすごいらしい。とてもじゃないが全ての展示物を一日では見られないらしいのだ。しかし、僕は一日で全てを見る覚悟で開館にあわせて向かった。
Tottenham Court Road駅の階段を登って地上に出た瞬間、衝撃が走った。なんとそこにはフレディが天を仰いでいたのだ!
「WE WILL ROCK YOU」 という、QEENの曲を使ったミュージカルがあることは地下鉄の広告で知っていたが、なぜだか見ようとは思わなかった。しかし、劇場の前に立ち、でっかいフレディの看板を見つめていると
WE ARE THE CHANPION~♪
と耳鳴りがした。気がつくとドミニオンという名の劇場に吸い込まれ、今夜のチケットを買っていた。今のホテル一泊分同じくらいの値段のチケット、大事にバッグにしまったのは言うまでも無い。

地図上では、歩いて数分のところに大英博物館はある。しかし高い壁に阻まれてよく見えない。確か、パルテノン神殿みたいな建物だったはずだけど・・・。しかし入り口らしい壁の切れ目を左に曲がると、ダダーん!と神殿はあった。思わず、近くの警備員に頼んで写真を撮ってもらった。

大英博物館の正面にて

中に入ると、その広さに驚かされる。まず入り口に入った瞬間にどこからどのように見ていいのかわからない。どこからどのように見てもいいから『順路→』みたいな看板はないのだろう。まずメソポタミアの部屋に入った、その瞬間にビビった。コレもアレもソレもどこかで見たことがあるのだ。多分歴史の教科書だろう。そんなものが触れることが出来る距離にあるのだ。まだ開館間際の客の少ない時間、そこには興奮を押さえきれない僕がいた。

syoukaki
大英博物館の消火器。かなりごっつい。妙に納得。

展示物の具体的な内容はココでは省く。しかし、一度は見る価値があると思う。なぜこんなものがロンドンに?という意味も含めて大英博物館はとにかくすごい。
全部で90以上展示室があり閉鎖中以外、全部回った。階段やホールにも展示物があり、全部見たつもりだが自信はない。壷やコイン、小物装飾品をじっくり見るのは次回にしておいた・・・というか大物に感動し歩き疲れたら、数え切れないほどある小物はどうしても『チラッと見ただけ』になってしまう。
ココもナショナルギャラリーと同様、無料なので、出入り自由。そこで昼食は歩いて数分のパブに行き、ランチとビールを頼んだ。しかし、この国の人はいつでもどこでも食べて飲んでいるような気がする。逆にいつでもどこでも食べて飲んでもいいということなのだ。これは旅人にとってはありがたい。

興味しんしん
興味津々な女の子たち

クタクタになりながら五時前に大英博物館を出た。大通りに出て旧式ダブルデッガー(二階建てバス)に飛び乗る。車掌にチケットを見せながら『トラファルガー広場に行きたいんだ』と言うと『コレでは行けないが乗り換えるところで教えよう』と言うので座った。軽い渋滞の中、のろのろと進む。しばらくして『次で降りて、後ろのに乗り換えるんだ』と指差した。『ありがとう』と飛び降り、今度は新型ダブルデッガーに乗り換える。バスを降りると小走りでナショナルギャラリーに向かった。

実は昨日のナショナルギャラリーからの帰りの地下鉄で、何気なくガイドを見ていたらゴッホの『ひまわり』のある部屋は最後ではなかった事に気がついた。その奥にセザンヌがある部屋があったのだ!しかもレンブラントの部屋まで見落としていたという失態。そこで昨夜はわずかな時間でどのルートをたどるか寝ないで考えたのだ。いや、寝ながら考えた。やはり一日二日で、この国のコレクションは見られないのを改めて痛感したのである。ここは何度来てもあきそうにないほど、このコレクションはすごい。しかし、僕が一番驚く事は、『世界的名画』がごく普通に飾ってある事なのだ。これらが日本やってくると、大々的に特別展が開かれ、チケットを買うのに並ばされ、人が多くてじっくり見る事もできない。レンブラントの自画像の前の長椅子で休んでいる家族連れ、なんだかほのぼのしていた。

トラファルガー広場を望む


18:30、僕はトラファルガー広場で悩んでいた。19:30開演のミュージカルにジーンズにTシャツで行っても良いのかと。かといってホテルに戻り着替えてくると間に合わないかもしれない。悩んだ末に、そのまま行くことに決めた。まあ、ROCKのミュージカルだし、旅行者だから大目に見てくれるだろうとプラス思考で行く事にして早めにドミニオンに行った。まだ、席はガラガラだった。サンドイッチとコークを買って(コレだけで¥800もするのだ!)食べていると、高校生くらいの集団が現れた。キャミソールにミニスカートの女の子、短パンにサンダルの男の子、軽いパンクファッションもいて、僕の悩みは全く無用だった。(しかし、コレはこのミュージカルだけかも知れないので、他のミュージカルに行く人は要確認です)
セリフはほとんど理解できなかったが、歌はほとんど知っているので盛り上がりに乗って楽しんだ。(英語がわからなくてもQEENが好きならオススメです)
アンコールにボヘミアンラプソディを劇場が一体になりながら歌った時、£23は安い買い物だったと気持ちよく思えた。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: