⑤【キレル】

⑤【キレル】
買える、買えない。180度違うことを
考えて、思いは行ったり来たり。
「やっぱりさぁ、借入額が増えると思うの」
話をしようと早く帰宅したダンナちゃんに申し出る。
『どういう面で?』
「思っていた諸費用が大きいよ。それにリフォームとか
考えると・・」に
ダンナちゃんは『リフォーム?』ものすごーくビックリした様子。
に、私もビックリした。
『リフォームは後だろう。買ってある程度落ち着いてからだろう。
何言ってるんだよ。次の段階の話を何で今するんだ。
少しでも借り入れ額を減らすこと考えているのに、
自分が思っているラインから出るようなら
俺は親戚に頭下げて借りてでも、銀行からの借り入れを減らすこと
考えているのに・・そんなレベルの考えの奴の為に
多額の借金を抱えてまで家なんか欲しくない。
キャンセルしたほうがいいと思う。』と。
私は・・・・リフォームもかけずに何であのままの家に住まないといけない?
という思いがあるのだ。何で、そんな無理をしないといけない?と。
『実際、汚い汚いってお前はあの家をよく見たのかよ』と。
見てない。買う気で見た覚えはない。本気で見てない。
大根買うときだって、もっとよく見るな。
『キャンセルだ。やめた。やめた。』に
そばにいた子供たちは
『やめるのぉ~?ママはあの家気に入らないの?
何で?』となり、ダンナちゃんは説明する。
『ママは気に入らないんだって。キレイな家でないと欲しくないんだって。パパは、家族全員が気に入る家じゃなきゃ意味がないんだよ。だからやめる』と。
不動産屋さんに電話しろと携帯を突きつけられる。
電話をするのは簡単。
どんなに怒られようと別にそんなことはいい。
でも・・・・・・こんな風な断りを入れたら後々の家族間がヤバイじゃない・・
納得して、ダメで『また、探そうよ』ってならないとダメなわけ・・
『もう、この段階でそんな事を言い出すお前を信じられない。
そういうことは何で、もっと早い段階で言ってくれないんだ』
ビシッとは言ってないけど、遠まわしで言っていたことは伝わってなかったんだ。
もう、最悪の空気。
『俺は、もう家はいらない』とか言ってるよ。
確か・・このマンション探してる時に私も同じ事言った。
「この部屋が買えないなら、もういらない。家は探さない」と。
『思っていた諸費用が多そうだっていくらなんだよ。』も
具体的な数字はわからない。
フン。と寝てしまったダンナちゃん。
それから、またインターネットで調べまくった。
あの家を買うことによって出る金額。。。
具体的な数字を出すのは無理なので
この部屋を買う時にかかった費用を考えて、
調べた資料を元にある程度の費用が出てきた。
ダンナちゃんが言っていた
『親戚に頭下げてでも・・』の費用だ。
親戚に頭下げなくちゃ買えないような
家ならばやっぱりここはダメだと説明しょう。
ダンナちゃん宛に手紙を書く。
何となく吹っ切れてきた。
・・・・すると・・・
ダンナちゃんが起きだして来た。朝の4時。
「いつまで起きてるんだ」って。好きで起きてるわけじゃないんですけど・・
手紙はひとまず置いておいて・・・
でも・・・キャンセルしろ!と捨て台詞を残していったけど
実際、ダンナちゃんはキャンセルする気持ちは全くない。
『俺が欲しいんだ』という姿勢は絶対に見せない。
そう言ってくれれば、私もじゃ頑張ろうね。
って言えるんだけど『俺は別にいいんだ。家族が欲しがるなら』という姿勢を崩したくないんだな。
お互いに多額な買い物をするのに逃げ道を持っていたいんだな。
『アンタが(お前が)欲しがったんじゃン』っていうのを・・・
起き出して来た、ダンナちゃんに一通りの数字を見せる。
ダンナちゃんに見せる為にプリントアウトした資料に
走り書きがある「親戚の財布をあてにしないといけないようなら
止めた方が良い」とそれを見て『さっきは、あんまり頭来たからそう言ったけど
そんな気はないよ。リフォームとか言うから勢いで言っただけ。諸費用で増えるのなら増額させるしかないな』と。
そう・・・・・全然・・・やめる気なんてないの・・・
解った。「じゃ、続行するのね」に『いいや。別にそういう意味ではない』と。
解らない。??????
「ねぇ? 「私どうしても欲しいのぉ~」とか言うのを期待してるのなら私は言わないよ。」・・・・・
間単にそんな事言っていた、以前の私じゃないもの。
現実を知っているもの。
少しは大人になり、知識も増えたもの。
先が想像できるもの・・・・・・・・・・
多額な大きな買い物に躊躇する。当たり前。
ダンナちゃんの言葉の中に出てくる「何で今さら・・何であの時期に言わない」は
まだまだ・・ 契約前(注1) なら全然いいのよ。
納得しないまま流されて・・・契約が始まってからでは遅いのよ。
結局のところ、私たち夫婦は価値観が違うのだろうか?
それでは、家どころではないんでない?
その家に住む、夫婦の心がバラバラなんじゃん・・・
「家族が欲しがってる家を買いたい。だから多額な借金してでも手に入れたいんだろ。
だから、俺も頑張れるんだろう』と。
これを言ったら怒るの確実だから言わなかったけど・・・
『ガンバルって?』どんなに借金しても仕事が変わるわけじゃないでしょ?
仕事の量が増えるわけじゃないでしょ?
プレッシャーは凄いとは思うけど。
じゃ、私は?
確実に大変なわけでしょ? ヤリクリするのはお前だ。って言われてもさ。
パートしてって言われてもさ。
あーぁ、愚痴ばかり・・・
でも、今の段階でこういう風に沢山沢山
考えて決めるんでいいんだと思う。
「欲しい♪」『欲しいね♪』とそれだけしか考えずに買うことは
恐ろしいことだと知ってるから・・・
この先の人生が変わるんだよ。真剣に考えなくてどうする・・
私には似つかない【真剣】勝負なのだ。
(注1)
契約前の申し込みはキャンセルできます。ペナルティーは一切ありません。
契約書に記名・押印前ならばたんなる【予約】に過ぎません。
裁判の判例でも、過去に「申込み」や「買い付け証明書」の段階で契約成立が認められた例は
ない。そうです。

⑥【友達の助言】




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