NOUNOURS NOYEの日常

ラパン、忍耐の日々に突入。



我々はよくバスティーユで遊ぶことが多かった。
夜にばっかり会っていたからかなぁ。

その頃ラパンは兵役中で、終わる時間も遅かったので、
直接アパートの最寄りの駅に来て、
近くのカフェに行く事も多かった。

その頃の私のフランス語は、

“語学学校に4年間通った結果でっかー?”

というくらいヒドいものだった。
(文法ばかりできる頭デッカチだったのねん。)

カフェにいても、会話は10分おき。
しかも内容は…

”Tu veux un autre jus d'orange ?”
”Non, merci.”

その日にあった事を話そうもんなら、
1分の出来事を5分かけて、
30%分の内容を話せるといったところだった。

それでもラパンは嫌な顔一つせずに聞いてくれていた。

何回も、
“話がたどたどしいから詰まらないでしょ?”
と聞いたが、
”おもしろいよ。
それにのんびりできるじゃない?”
と答えてくれた。

その時ラパンはその後10年後に
私が豹変するとは思っていなかったんだだろうな。
こんなにかなーり強烈な人間に変わるとは…。

今じゃ、口喧嘩だって負けないくらい口達者になっちまったよ。
きちゃない言葉もいっぱい覚えちゃったしね。

それでもまだ言えない、分からない言葉が沢山で、
イライラしながら説明する私の言う事を聞いてくれる。

ラパンに不満な事は沢山あるけど、
(靴下を反対のまま洗い物の中に入れるとか…)
何時でもこんな私のフランス語を聞いてくれる人はいないと
感謝しているんですよっ。

本当ですよっ。

それ以外に何処でも一緒に付いて来てくれた。
入学手続きやら、毎回医者に行く時も、
警察署に滞在許可証をもらいに行く時も、
(↑コレはみなさんにお勧めします。)
妊娠中全ての診察にも、
何処に行くんでも来てくれる。

こんな五月蝿い奴の世話を見てくれる。
驚くべき忍耐力の持ち主。

なのか、怒っても大好きなタルト・シトロンを食べると
忘れてしまうのか…。

私もこの忍耐力に甘んじて暴れ続けてはいけないと
反省せねば。なむなむ。

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