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地デジ難視聴対策の
衛星試験放送を22日から開始
AV Watch
BSデジタルにチャンネルを合わせテレビの
番組表を表示させたら、やけにチャンネルが
いつのまにやら増えてる・・・
お気づきの方も多いと思われますが、地デジの
難視聴対策として、在京キー局がBSデジタルを
使って地上波の再送信試験をはじめました。
地上波デジタルの難視聴対策でBSデジタルを
使用した再送信とはいっても、画質は標準画質で
データ放送等のデジタルコンテンツは無し。
それに加えて、総務省が指定した地域で且つ
役所に申請しないと見ることの出来ない放送。その総務省が指定した地域は、関東のごく一部で
NHKまでもがスクランブルをかけている状態。
それに、この難視聴というのは、あくまでも
地上波デジタルの難視聴であって、放送局数が
少ない地方の難視聴とは別の意味があります。
簡単に言えば、BSの電波ではテレビ東京の電波は
来ているが、地上波でテレビ東京がネットされていない
地域では、いくら役所に申請したからといっても
テレビ東京のスクランブルは解除されない状態で
受信の許可がおろされます。
しかし、宮崎県のテレビ宮崎のようにフジ・日テレ・
テレ朝とクロスネットのテレビ局がある地域はネット分(3局分)のBS再送信の受信を許可される
ことになります。
とはいっても、現時点では総務省が認定している
地域が少ないのに加え、その地域が関東で
再送信している放送局も在京キー局であるため、
この衛星再送信が、どの程度本当の意味での
難視聴地域の人に恩恵があるのかは未知数です。
また、一見良さげなこのシステムですが、地デジの
電波が届きにくいということは地形的にも複雑な
山間部や離島などが対象地域。
衛星なので地形や立地条件に左右されることが
少なくなりますが、山間部ともなると、冬季の雪による
受信障害や、伊豆や小笠原の離島では台風による
厚い雲や豪雨による受信障害の恐れもあります。
それにしても、関東では登録も申請もお金も払わずに
見れるのに、地方では番組表まで表示されている
放送を、国が認めた地域で、且つ、お役所に
申請しないと視聴する許可が下りないって
どこの報道管制された社会主義国だよ・・・