| メーカー | 標準 | 廉価版 |
|---|---|---|
|
インテル
|
ペンティアム | セレロン |
|
AMD
|
アスロン | デュロン |
もちろん、「標準」よりも上のジーオンなどというCPUもあるのだが、
業務用は庶民に関係ないので
無視する。
同じ周波数(クロック)でも、廉価版より標準品の方が高性能なのは当たり前だ。
2次キャッシュがどうの、パイプラインがどうのと専門的なことは省略。
乱暴な言い方をすれば、同じ周波数でも標準品は廉価版より1~2割程度、
処理速度が速いと見ておけばよい。
今なら、最低でもペンティアムなら2GHz以上、セレロンなら2.4GHz以上にしよう。
それ以下だと、今後のソフトやサービスについて行けなくなる可能性があるからだ。
ノートはこれ以下の周波数になってもやむを得ないが、性能は期待しないでおこう。
アスロンの場合、周波数表示ではなく、Athron2000+
などと表示されていることがある。
実際の周波数は 1.67 GHz だったりするが、ペンティアム2GHz程度の性能が
出るとされている。 ただ、アスロンは発熱量が、かなり大きい。
2.付加機能
これは流行とも関係がある。
TVのハードディスクレコーディング機能をつけるのが、最近の流行である。
ハードディスク付きビデオデッキは、まだ高い。
パソコンと一体型にすれば部品が共用できるので、両方買うよりは安くなる。
だが、録画やビデオ編集に興味がなければ、この機能のないモノをさがす。
当然、その方がずっと安くなる。 兼用機の修理時の煩わしさも考慮しよう。
3.添付ソフト
何十種類、あるいは何百種類のソフトが最初から付いて来ます、
なんてパソコンがある。
これは初めて買う人向きだ。
最初は、どんなソフトが必要なのかさえ分からないし、インストールも
たいへんだろうから、やむを得ない。
ただ、無料のおまけに見えるが、実はしっかり値段に含まれている。
しかし、2台目なら、OS以外のソフトは要らない。
古いパソコンから移動できるものは、移動して使えばいい。
必要なソフトだけ買えばいいのであって、使いもしない余計なものが入っていれば、
動作が遅くなるのがオチである。
4.形状
ノートパソコンは、軽くて場所をとらない。 そのため持ち運びもカンタン。
それが最大のメリットである。
住宅事情や、仕事で持ち歩くことなどを考えると、ノート型でなければ
こなせない場面が数多く存在する。 ノート型が普及している理由だ。
しかし、それ以外はデスクトップの方がすべて有利と考えてよい。
操作性、価格性能比、発熱対策、拡張性、部品の入手、互換性...
デスクトップの中で一番良い形状は、タワー型である。
タワー型は、最近のスリム型や一体型のデスクトップよりも、スペースを取るし、
おしゃれでもない。
だが、このデブなスタイルは、安くて自由がきくし、強化も修理もしやすい。
これは構造が標準化されていて、ネジの太さや穴の位置まで、細かく規格で定められ、
それが徹底しているためだ。
おかげで互換性が高く、他の部品を流用できたりもする。
他の形状では、どうしても専用の小型部品を使うので、こうはいかない。
スリムタイプではハードディスクの増設さえ出来ないものが多い。
パワーユーザーが自作するのは、以上のような理由で、このタワー型なのだ。
置き場所さえ確保できれば、これがベスト。
モノをより小さく製造することは、ただ、それだけで技術とコストが
かかってしまうことを覚えておこう。
性能が同じなら、ムリヤリ小型化したものほど高価格だ。
パソコンに限った話ではないが。
あとは自分で調べていただきたい。
多少は自分で調べて、比較検討することも、大切なのである(笑)


