Wisney group支部4

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カチカチ山2



ウサギは狸を誘い出し、木材を背負った狸の後ろにまわって、カチカチと火打ち石をならしました



ウサギと狸の間に何があったのかはしらない。

何せウサギが呼べば狸はやってくるのだから。

動物同士の友情ってやつですかねぇ。

でもさ、火打石で本当に発火するのか?



「何の音だ?」と狸が聞いたので「ここはカチカチ山だからだよ」と知らん顔をして狸が背負っている木に火をつけました。



「何の音だ?」って暢気だなぁ。

いいじゃないか、カチカチ音が鳴ってるだけだろう。

「ここはカチカチ山だからだよ」ってどういう理屈だ?おい?

カチカチ山はカチカチ音がするのか?

ってかここは狸の地元の近くだろ?

っていうか発火したのかよおい!

発火までの順序をたどろう。

1・薪などの下や中に焚きつけを押し込む
2・火口を山の形にして近くで火打石をつかう
3・火口から煙りがでてきたら薪と接触させてふうふう吹く
4・空気が供給された火は火口からマッチの火ほどの火がつく
5・薪と接触させて強い風が吹かない間に大きくする

ウサギよ。

上の5つのことを狸の後をつけながら、そしてばれない様にしながらやったのか?

だとすればこれはすごいぞウサギ!

二足歩行し、両手を火打石でふさがれながら狸を追いかけてここまでのことを・・・・

天才だ!

極度の集中力を発火に向けながら狸を見失うことなくがんばった!

これも死んだばあさんと悲しんだじいさんのためだ!



火はずんずん燃え広がり狸は聞きました。
「ここは何でボウボウ言ってるのだ?」
この狸の問いにこう答えました。
「ここはボウボウ山だからだよ」



またか!

理屈のない事を!

いいぬかすな!

嘘は泥棒の始まりだぞウサギよ!



そして火は狸の背中を焼き、狸は大やけどしました。



かわいそうだ。

いくらなんでもかわそうだ。

情けをかけたくなる。

火を被せるとは・・・・

大変だなぁ、狸よ。思い知ったか!


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