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2009年10月01日
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カテゴリ: 漫画
大奥総取締の座を手に入れた右衛門佐。
将軍・綱吉は生きる道を次第に見失っていく。




大奥(5)



あらすじは楽天ブックスより。

五代将軍・綱吉の御台所が、京から呼び寄せた右衛門佐。
家光が寵愛した有功の後、長く空席だった大奥総取締の座を
手に入れた彼の目的は…!?
そして、後継ぎのいない綱吉を巡り様々な思惑が…!?


*****************************



完全コミックス派です。



五巻も圧巻、でしたねえ。
まさか、ここであの事件が!という内容で
どんどん引き込まれてしまいました。



気になった部分の感想でも。


☆右衛門佐の思惑と思い、そして綱吉の孤独


公家としてのプライド、たしなんだ教養が貧しい生活の
道具に成果て、そのあげく身体も使う。
継仁という名の青年が京の生活に嫌気が刺して、江戸城に
上がり、存分にその才覚を示していく。


正室も松姫をなした側室のお伝の方にも屋敷をやって
大奥での実力は揺るぎないものとなった。



その理由・・・綱吉は松姫を失ってその手に何も持っておらず、
自分の力もまた綱吉から分けられた権力のひとかけらでしかない、
自分が些末な存在と知って愕然とする右衛門佐。


将軍といえども一人の女。
「将軍というのはな、岡場所で体を売る男達よりももっともっと



震える細い肩に手をかけることもままならず、唇を奪うことも
できず、優しく綱吉を寝かせてやるしかできなかった右衛門佐の
意外な純情と国政に対する真摯な思いが印象深かったです。


自分は子を産む道具。
将軍としての責務はそればかりで、政から遠ざけられた自分の価値。
「政はもう飽いたわ」
父の悲願をかなえるためならば悪名を被っても良い。
自分の生きる意味を松姫の中だけに見出していた綱吉の落胆と絶望。


家光も戦ってきた絶望が綱吉にもある、将軍になった者だけが
感じる孤独を再び感じました。
そしてもう子供も産めない年齢に。



☆色褪せぬ有功への忠誠と愛


桂昌院と呼ばれ、将軍の親として君臨するようになった玉栄。
有功のためにやってきた事・・・まさか一回の殺生が綱吉に
子供ができないことにつながってくるとは!


玉栄の中で常に光だった有功。
自分で納得してその手を汚してきたけれど、伝えられずには
いられなかった。
変わらず思いを受け止めてくれる有功。


シミ一つ無い有功の顔と逆にシワとシミに深く刻まれた桂昌院の
顔の対比・・・素晴らしいと思いました。



☆赤穂浪士


普通「忠臣蔵」と聞くと、清廉潔白な浅野内匠頭が賄賂に
まみれた吉良を・・・となるのですが、この物語を読んで
いると時代の流れに取り残された浅野家の頭の硬い当主・・・と
思えてしまう不思議、です。
民草に支持されたのも大事にされていた「男」だったから!
すごい発想ですね。




☆後の吉宗


綱吉が気に入ったものを、と出した櫛と簪を全て貰って
家来に分けてやる、自分の器量を気にしたことが無いと
いうお信(後の吉宗)。
将軍になった時の痛快さをそのまま持っていますね。


綱吉はきっと将軍とはこういう器量の娘がなるべき、と
思ったことでしょう。
名前を与えて、国も与えて。
子供ができず父の願いはかなえられずとも「真の将軍」は
この娘によってかなえられる。

綱吉の苦しみはこの時解き放たれ、だから心の底から
笑えたのだと思いました。


時代は綱吉から六代将軍家宣へ。
家宣は桂昌院が嫌っていたお夏の方の孫。
どこまでも世の中は桂昌院の意のままにはならなかったのですね。




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最終更新日  2009年10月01日 17時29分37秒
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映画化v  
だそうですね1巻♪
どんなキャストか今から楽しみです~♪
水野の水も滴るっぷりと吉宗の凛々しさを拝まなくてはなりませんv

こんばんは^^
5巻待ってましたv
新聞に広告記事が出てましたっけ。
さっそくポチらなくてはvvvvv
(2009年10月01日 23時31分32秒)

Re:映画化v(10/01)  
おぼろ.  さん
>ロサロサ 紫 織さん
こんばんはー♪

>だそうですね1巻♪
>どんなキャストか今から楽しみです~♪
>水野の水も滴るっぷりと吉宗の凛々しさを拝まなくてはなりませんv

水も滴る・・・本当にそうですよね!
この作品を初めて読んだ時の感動を映画でも味わいたいです!

>5巻待ってましたv
>新聞に広告記事が出てましたっけ。
>さっそくポチらなくてはvvvvv

A新聞ではコミック紹介欄にがっつり出てましたね。(^^)
私もそれで走ってしまいました!
(2009年10月02日 00時40分55秒)

Re:「大奥」(よしながふみ)5巻、感想(10/01)  
ミント さん
この物語の中の忠臣蔵は・・・・
私個人としては最低でしたね。
浅野家の当主は、つまらない意地やプライドに
拘ってる人にしか見えなかった。
武士の本当の誇りってわかってないいんじゃ?
そんな感じです。
物語の中では男が女に刃物を!
それが非道と言う感覚がなくなっていたのでしょうね。
史実は知らないですけど、丸腰の逃げ惑う女たちを
切り殺す場面は・・・
徳子の孤独は、同情できないんですよ。
牧野の幸せをぶち壊した事が!
阿久里は、確かに徳子を裏切った事になりますが
でも、牧野には何の罪もなかったはずなんです。
綱吉が跡継ぎを失うのは、ある程度史実にそわないとね。
徳子が松姫を、失ったのは報いです。
それをわかっているのか?
いくら将軍の権力が絶対だったからって、許せないです。 (2009年11月24日 13時25分07秒)

Re[1]:「大奥」(よしながふみ)5巻、感想(10/01)  
おぼろ.  さん
>ミントさん
こんにちはー♪

>浅野家の当主は、つまらない意地やプライドに
>拘ってる人にしか見えなかった。
>武士の本当の誇りってわかってないいんじゃ?
>そんな感じです。

史実でもこの頃は武士が戦場で功を上げることが少なくなって、町人のように財に物を言わせる風潮が武家でも主流になってきた頃だと思います。
内匠頭の武士としての誇りはあっぱれなものですが、
その流れを読みきれていない人とも私は感じました。
普通の忠臣蔵でもそう思ってます。

>物語の中では男が女に刃物を!
>それが非道と言う感覚がなくなっていたのでしょうね。

女が上に立つ、というのも許せない、鬱憤を晴らすキャラになってしまったようで。(^^ゞ)

>徳子の孤独は、同情できないんですよ。
>徳子が松姫を、失ったのは報いです。
>それをわかっているのか?
>いくら将軍の権力が絶対だったからって、許せないです。

力を持つものゆえの傲慢ですよね。
そしてこの物語に出てくる将軍は何かしら欠けていて
満たされずにいる。

それを埋めようとして周りの人を巻き込んでいく理不尽さ。
結局、家光も綱吉も大事なものは何も得られない報いを受けています。
共感できないと読むのが辛いですが、その時代の将軍とはそういうものだったのでしょうね。
(2009年11月25日 10時11分05秒)

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