2002年08月27日
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 私のお気に入りのミステリーといえば、 エリス・ピーターズ「修道士カドフェル」シリーズ 。社会思想社の現代教養文庫という少々マイナーな(私が知らないだけか?例によって!)本で、全部で20冊(それぞれ読み切り)あります。外伝が一冊(かな?)。
 昨日登場の紫堂恭子さんの本のあとがきで紹介されていて、(それを見てこのシリーズを読んだ友人に面白いと勧められて)読みました。

 時代は12世紀前半。スティーブン王とモード女帝の内乱に混乱する時代。(といっても、歴史は苦手なので、わたしはどんな事件だったのか全然わからない。)
 英国のシュルーズベリのベネディクト修道院が主な舞台。主人公は、ウェールズの出で、若い頃は十字軍にも参加した強者、今は薬草園でハーブなどを育て、さまざまな薬を作り出す、心穏やかな修道士カドフェル。彼が探偵となって、シュルーズベリにおこる殺人事件を解決していきます。割と心の正しい若者を救うために、カドフェルが活躍する、というパターンが多い気がする。人間味あふれる心優しい探偵です。

 この本は謎解きもさることながら、今まで知らなかった修道院の生活や、カドフェルのつくるさまざまなハーブや薬、田園風景といったものの描写が素晴らしいのです。カドフェルの薬草園なんて、なんかハーブの香りが漂ってきそう。イギリスは、さすがガーデニングの国だけあって、庭とか植物の描写が美しい。キリスト教徒ではないので、単純な好奇心として修道院の生活は興味深いです。

 私は第一作目の『聖女の遺骨求む』が単体としては一番面白いと思うんだけど、シリーズとしての面白さは断然2冊目以降です。カドフェルとその友人や、ほかの修道士が本領発揮といったところ。
正直あまり奇をてらった謎とかはないのですが、心温まるミステリーだと思います。かなりおすすめ。

 この「修道士カドフェル」シリーズ、英国ではかなりメジャーらしくて(日本でもメジャーですか?)、BBCでテレビドラマ化されたそうです。ビデオもでてる。(ハヤカワ文庫のチラシで見かけた気がする。でもTUTAYAにはない…)。あと、シュルーズベリーでは、実際にカドフェルゆかりの地をまわるツアーとかもあるそうです。


 じゃぁ、明日はえーと修道士つながりということで、
青池保子さんのマンガいきます。覚えてたら。





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Last updated  2002年08月27日 20時39分47秒コメント(0) | コメントを書く


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