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2026年03月23日
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とてもいい映画に出会いました。「オデッセイ」のアンディ・ウィアー原作のSF超大作です。監督は「21ジャンプ・ストリート」「LEGOムービー」のフィル・ロードとクリストファー・ミラーの2人です。この2人は「スパイダーマン:スパイダーバース」シリーズの脚本も手がけており、その続きも非常に気になるところですが、ちょうどクリストファー・ノーラン監督が「ダークナイト」シリーズの合間に大傑作「インセプション」を作ったように、この品質の映画なら、「スパイダーバース」シリーズの新作が遅れてもいいかな、と思います。

 主演のライアン・ゴズリング(「きみに読む物語」「ラ・ラ・ランド」「バービー」)は、現在のパートは、ほぼひとり芝居。それだけで物語を引っ張り続けるこの演技力はすごいです。あまり好きな俳優ではなかったのですが、この作品をきっかけに、好きになりました。

 物語は、主人公が目を覚ます場面から幕を開けます。ロボットによって長い冷凍睡眠から目覚めたものの、他の乗組員は全員死亡。少しずつ今までの記憶を思い出しながら、宇宙の果てで、たったひとりのサバイバルをしなければならなくなります。

 宇宙のほとんどの恒星が、アストロファージという人体には無害な微生物によって浸食され、死の危機に瀕しています。このままでは、数十年以内に人類は絶滅してしまいます。ただ、100光年以上離れた恒星だけが、アストロファージがあるにもかかわらず、浸食されていません。ここに人類救済の希望を見出した人類は、選抜された宇宙飛行士たちを宇宙の果てへと送りこむことにします。

 ではなぜ、科学者くずれの理科の教師である主人公がここにいるのでしょうか。そんな疑問を抱きながら宇宙を孤独に旅していると、別の巨大な宇宙船が現れます。その宇宙船には、友好的な宇宙人ロッキーが、たった1匹で搭乗していました。ロッキーもまた科学者で、自分たちの恒星を救うために、ここへやってきたのです。主人公とロッキーのファースト・コンタクトとコミュニケーションの過程は楽しく、笑わせてくれます。

 この映画のテーマは、孤独感。主人公は宇宙の果てで、たったひとり。また、過去パートでも、周囲と完全に打ち解けられません。そんな主人公の唯一の良き理解者となるのが、ロッキーなのです。

 クライマックスは、泣きました。

 さらに、過去パートのせつない謎が明かされ、予想外のラストへとつながります。

 映像のすごさ、ストーリーテリングの面白さ、ライアン・ゴズリングのユーモアを交えた演技力、複雑なストーリーを見事にまとめた演出。見どころ満載です。この映画に出会えてよかった。そう思います。





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最終更新日  2026年03月23日 20時58分04秒
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