仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2024.09.13
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カテゴリ: 東北


 仙台白百合女子大学カトリック研究所編『東北キリシタン探訪』教友社、2024年 所収
■同書に基づく記事シリーズ
東北のキリシタン聖地-旧大津保村を中心に(その1 田束山) (2024年08月31日)
東北のキリシタン聖地-旧大津保村を中心に(その2 馬籠村) (2024年09月03日)
東北のキリシタン聖地-旧大津保村を中心に(その3 大籠地域) (2024年09月10日)
東北のキリシタン聖地-旧大津保村を中心に(その4 大柄沢洞窟) (2024年09月13日)

■特に関連する過去の記事(他の関連する記事は後掲)
米川の戦後史 米川新聞、沼倉たまき、教会活動など (2024年08月16日)
海無沢の三経塚 (2010年11月11日)
カトリック米川教会 (2010年11月9日)

〔前回から続く〕
4 大籠地域とキリシタン
4-4 大柄沢キリシタン洞窟


 岩穴は高さ1.3m、底辺1m、奥行き10mほど。奥には細断と思われるものが2段あった。灯火用の金属片を岩に取り付けた跡もあった。
 その後訪ねる人もなかったが、NHKで放映することになり、一昨年〔おだずま注、鈴木氏の著書は2020年1月の講演がもと〕、持ち主に無理にお願いしてショベルカーで低木を掃っていただき、入口に辿り着いた。50年近く経た洞窟の入口は土砂が崩落していたが、懐中電灯で照らした洞窟の中は、ロウソクの煤で薄暗く、ミサで使用したのか壊れた皿が散乱していた。
〔おだずまコメント。ネットなどで調べると、大柄沢(おおがらさわ)キリシタン洞窟は、大籠教会から西に1.5kmで登米市米川地区にある。登米市の土砂災害危険個所の マップ で、国道346号の北側に大柄沢キリシタン洞窟の語がみえる。 米川里山だよりのマップ



 大籠の地名には殉教地を物語るところがある。シト(使徒)の沢、トキゾー(徒刑場)沢、デス(仏)、ハセバ(架場)など。ハセバは稲を干すハセ掛けのように死体を並べたということ。殉教を「架けた」と表現する地域もあった。
 大籠地区自治会協議会は、殉教と製鉄の里として「大籠の旧跡と名所」という地図を製作。この中にキリシタンに関わる史跡は22箇所もある。一部、米川(狼河原)のキリシタン関係の遺跡と後藤壽庵の碑も掲載されている。

■関連する過去の記事(田束山)
田束山 (2023年05月30日)

■関連する過去の記事(登米市関係)
米川の戦後史 米川新聞、沼倉たまき、教会活動など (2024年08月16日)
気仙沼線・BRTを体験する (2024年05月05日)
香林寺(登米市) (2024年05月02日)
組合立だった名取高校、岩ヶ崎高校、岩出山高校など (2024年03月21日)=組合立だった米谷工業高校
ついに見た!米川の水かぶり (2023年02月09日)
ネフスキーと登米 (2022年11月9日)
北上川の移流霧 (2021年5月22日)
登米の警察資料館 (2015年5月24日)
中江その通り (2015年5月1日)
船で脇谷閘門を通過する (2010年11月14日)
華足寺 (2010年11月12日)
海無沢の三経塚 (2010年11月11日)
カトリック米川教会 (2010年11月9日)
登米市と「はっと」 (08年11月30日)
仙北郷土タイムス を読む (08年10月6日)
登米市出身の有名人と「まちナビ」 (08年5月2日)
北上川改修の歴史と流路の変遷 (08年2月17日)
北上川流域の「水山」 (08年2月11日)
柳津と横山 名所も並ぶ (07年10月26日)





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最終更新日  2024.09.13 08:43:19
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