おとーさんの伝説

おとーさんの伝説



■将来

TVで老人介護の番組を見ていて、私はしみじみと言いました。
「おとーさんが寝たきりになったら、私じゃ寝返りもさせてあげられないかも」
縦にも横にも存在感たっぷりなおとーさん。実に体重が私の2.5倍ほどあります。
「んで、俺が寝たきりになっとる横でだんしんぐがボケとるんじゃ」
…………。
……………い、イヤな未来だなぁぁぁ。
「そんで久しぶりに訪ねてきた人とかがボケとるだんしんぐを見て『おばあちゃん
どうしちゃったん!?』って俺に聞くんじゃけど、『あれは若い頃からああじゃった』
って俺が言うんよ」
イヤな未来にそんなキレイなオチが!?
と言うか、反論ができない時点でどうなんだと自分にツッコミたい。


■かっぱ

結婚前、パパが突然「だんしんぐって河童に似てるよね」と言い出しまし
た。
ファイナルファンタジーというゲームの何作目だったかに主人公たちが変身
できるものに河童があったのですが、私がその河童に似ていると言ってきき
ません。 …まぁ、否定はしませんけども。
「俺がイエローチェリーを持ってたらさぁ」
(河童になったキャラクターはイエローチェリー(←黄桜?)というアイテムが
ないと人間に戻れないのです。)
「だんしんぐの目の前にぶらさげて、『ほーれ欲しいか、欲しいか。欲しか
ったら<かっぱえびせん食ってうまかっぱー>って言ってみぃ!』ってやる
んだけどなぁ」
いやあの。どこをどう突っ込んだらいいのやら。
ってか、あなたの頭の中では私は河童で確定ですか!?
その後もパパは熱弁を振るい、「いいもんいいもん、河童川へ帰る」とグレ
た私をパパがひきとめ、イエローチェリーを渡して無事人間に戻り、ああ、
なんて優しいパパだろう…というところまで話は続いたのです。

聞き終えての私の感想
「最初から素直にアイテムよこせ」

■血液型の法則

うちのパパはA型です。
大ちびが生まれて少したった頃、産後の健診がありました。
「多分今日、ちびの血液型わかると思うよ」
と言った私に、何を思ったかパパは
「AB型だったら俺の子じゃないぞー」
と笑いながら言ったのです。
ABだったら大変です。母親の私はO型なんですから…。

その後、「ABだったらパパの隠し子。こっそり入れ替えたに違いない」と
いぢめられるパパだったのでした。

〔教訓〕口は災いのもと

■へそ

大ちびがまだお腹の中にいた頃のこと。
大きく膨らんでいくお腹。それとともにどんどん広がって浅くなっていく私
のおへそ。
「もうすぐなくなりそう~。カエルみたい」
などとおへそを見せると、パパは真面目な顔で私を制止しました。
「あんまりへそ触らん方がええよ。子供に何かあったら困る」
…え?
お母さんのおへそと赤ちゃんのおへそがへその緒によってつながっていると
パパは思っていたのでした。
その後さんざん「そんじゃ胎盤はどこに位置してるの?」などといぢめてあ
げた私ですが、子供を想う気持ちはとてもあったかいと思ったのでした。
男の人は出産のシステムとか勉強しない人が多いので、身近な男性に聞いて
みたら、うちのパパみたいな答えを返す人がいるかもしれませんヨ?

■阪神愛

まだパパがパパどころかだんなでもなかった頃のこと。
飲み会に行ったパパを車で迎えに行き、家まで送ってあげるということが
よくありました。
その時も真っ赤になって今にも寝そうなパパを助手席に押し込んで走って
いたのです。
突然、パパが勢いよく顔を上げ、大きな声で言いました。
「前から思っとったけど、お前は阪神タイガースに似とる!」
Σ(゚ω゚ノ)ノ…はい?
どういう意味かと問い返すも、酔っ払いなので要領を得ず。別の日に改め
て聞いたら、覚えてませんでした…。



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