本当に読みたい本・・・

本当に読みたい本・・・

金子 達仁

■■■ ★★★ 金子 達仁 ★★★ ■■■
☆☆ 作者 紹介 ☆☆
1966年 神奈川県生まれ。
『スマッシュ』『サッカーダイジェスト』誌編集者を経て1995年フリーになり、スペイン・バルセロナに移住。
1997年 『叫び』『断層』でミズノ・スポーツライター賞受賞。
○金子 達仁Wikipedia

個人的な作家に対する書評・・・・

 最も好きなスポーツライターの一人。
選手の側に立った取材にはいつも感心させられる。
TVには映らない、試合の裏側を丹念に取材し、選手の本音を引き出している。

 サッカー好きに限らず、スポーツ好きな人にはぜひお薦めする。
 その時選手に何が起こっていたのか、それを知りたい人は、ぜひご一読を!

【代表作】

秋天の陽炎 いつかどこかで 28年目のハーフタイム 金子達仁
ベストセレクション(1)
金子達仁
ベストセレクション(3)

『28年目のハーフタイム』
 それは、まさに奇跡と呼ばれた試合だった。
いまだにサッカー界で「マイアミの奇跡」と語り継がれる試合。

1996年7月21日、フロリダ州マイアミでその奇跡は起こった・・・・。
当時の日本は、ワールドカップに一度も出た事の無い国だった。サッカー後進国のレッテルも貼られていた。
そんな日本代表が、オリンピックとはいえ、サッカー王国、優勝候補筆頭のブラジルから金星を挙げた。

 しかし、そんな奇跡とは裏腹の真実が、オリンピック代表を蝕んでいく・・・。
作者は、選手個々のエピソードを交えながら、選手たちの心情を克明に描き出していく。

 奇跡を成し遂げた、オリンピック代表の、TVでは決して見えてこない、真実に迫る一冊。

 サッカーを知らない人も、サッカーが好きでたまらない人も、ぜひ読んで欲しい。

28年目のハーフタイム
『秋天の陽炎』
 金子達仁さんが、スポーツライターとしての地位を確固たる物にした一冊。
1999年のJリーグを舞台にした、筋書きの無いドラマを実に丹念に取材し、色々な角度から分析した一冊。

 今でこそJ1リーグに定着している大分トリニータも、Jリーグ開幕当初はやっとJ2にあがる事が出来た市民球団でした。
土のグランドで練習し、クラブハウスすらないチーム。
しかしそんなチームがむしろ多数派だったような気がします。
当時は日本代表も今ほど人気があるわけでもなく、Jリーグを持つチームのサポーターと、
Jリーグブームに乗った人達が騒いでいる状況でした。

 そんな中、財政的にも決して恵まれていない、市民球団が、
夢のJ1リーグに昇格するチャンスをかけた大一番に挑みます。

 なかでも非常に興味をそそられたのが、その大一番を裁いたレフェリーの取材です。
普段新聞、ニュースその他のメディアに彼らのインタビューが載ることは決してありません。
しかし、金子さんは違いました。
むしろレフェリーも重要なキャストの一人として、しっかりとインタビューを行い、
彼の言い分も余す所なく書き連ねています。
ここにこそ彼がスポーツライターとして名を成した一因があるような気がしてなりません。

 随分昔のドキュメントですが、あなたも秋天の陽炎の目撃者になって下さい。


秋天の陽炎


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