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2007.07.22
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週末土曜日は医療経済学会の第2回研究大会に参加していました。

会場は学習院大学、3部屋が用意され、同時に3つの報告がされていく形式。

私は以下の報告に参加しました。

B-1. 国民健康保険料の水平的不平等性
B-2. 社会経済的階層による健康格差と老人保健制度の効果
B-3. 戦後日本の医療制度形成過程に関する史的考察―GHQによる医療制度改革
A-4. The Impact of a Diagnosis-related Group-based Prospective Payment Experiment: The Experience of Shanghai
C-5. 肥満治療コストを誰が払うか?医療ニーズ、政策リードからイノベーションを
C-6. 特定検診・特定保健指導は医療改革となるか?



現在、私的事情によって殆んど研究が進んでいなく、久しぶりにアカデミックなことに頭を使った状態でした。そんな中でいくつかのトピックは琴線に触れるものだった。何回かに分けてそれらの感想を書きたいと思います。




B-3. 戦後日本の医療制度形成過程に関する史的考察―GHQによる医療制度改革


これは東北大学の方の発表でした。
おそらく、今大会の中で唯一の歴史研究報告だったと思う。
医療制度にまつわる諸研究・報告はそのトピックが実際の大きな課題に直面していることから政策研究や、また数値的にも諸々のデータが入手可能なことから実証研究が多いように思われます。その中で、歴史研究はちょっと異質感が漂う。

自分の大学院での修士論文はUKの経済学者ジョン・ヒックスの学説の変遷を辿る史的研究だった。ヒックスは代数レベルでの一般均衡理論を打ちたて、その後その数学的な研究から離れ、経済の動態に興味を持ち、最後には経済史の理論に傾倒した近代経済学を作成した一人と言って良いでしょう。
実証研究が、時に説得力が高く、誰もが納得する情報を提供できる一方で、その研究が大きな何かの非常に瑣末な1部分をしているようで、何をしているのか、何のためにやっているのか疑問に感じてしまう。少なくとも自分には。学部生の頃、マックス・ウェーバーの『職業としての学問』を読んだ時、まさにそのことが書いていたことを思い出す。
一方で、史的研究は何かを証明することは難しく、大風呂敷になり過ぎてしまうが、やっていると「理解」を促進したり、植え付けてくれる。その「理解」というのは、この研究対象が何故そもそもそのような状態になってきて、今そうなっているのかを教えてくれる(感覚がする)。

そんな訳で、自分としてはかなり親近感と期待を持ってこの報告に参加させてもらった。

コメンテイターの方も同じことを指摘していたが、残念ながら今回の報告は史的研究が陥りがちな大風呂敷になり過ぎて、全体を通して何を言いたいのか伝わらなかった。題材は面白いが、これではちょっと論文としてどうか?あと、プレゼン資料の作り方、パワーポイントの作り方が非常にお粗末。これが社会人のプレゼンだったらきっと上司は怒るし、クライアントは寝てしまうだろう。



「日本のほぼ全ての医療制度は医療法に縛られている。何をするにも結局最後は医療法との合わせが必要になる。そしてこの医療法がGHQによって作られたのか?本当のところどうなのか?」

もちろんだが、答えは謎。形式的には医療法は日本国の議会において日本の議員によって提案された。だが、当時多くの立法がそうだったように原案をGHQが作成し、それを微調整して国会に提出されていた例はある。医療法についても、それを臭わせるフシはあるが、明確な証拠はない。

例え医療法がGHQによってフレームワークが作られたとしても、今の医療制度がそれによって良くも悪くもなることはない。あくまでも、その疑問や課題とは、日本の医療システムがどのような流れの中で形成され、今に至っているかの「理解」の一助にはなるが、それ以上の役割を果たすかどうかはわからない。

だが、そんな疑問を持つ人が世の中にはいるし、その疑問が重要であることを認識している人がいることを確認できたのは、個人的に非常に嬉しい体験だった。






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Last updated  2007.07.23 01:13:53
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