こころをあたためる部屋

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エッセイ『大切な人』


大切な人

    あなたが好きなのは,
    あなたという人が好きなだけではない。
    あなたといるときの私が好きだからだ。

    あなたが好きなのは,
    あなたのしたことが好きだからだけではない。
    あなたが私にさせたことが好きだからだ。

    あなたを好きなのは,
    どんな宗教もかなわないくらい、
    私を立派にしてくれたからで、
    どんな運命もかなわないくらい、
    私を幸せにしてくれたからだ。

    そういうことを、
    指一つ触れず、
    言葉一つ発さず、
    身振り一つせず、
    あなたはなしとげた。

    そういうことを、
    あなただということだけで、
    あなたはなしとげた。
    きっと、これが友達というものの意味なんだろう、結局。

          外国の詩 作者不明


  私の気持ちぴったりに代弁してくれている詩です。

  ここでは友達に限定して書かれていますが
  私にとってはこの詩に書かれていることは
  「大切な人」全般に言えることだと思います。

  「大切な人」・・・
  それは、家族であり、友人であり、恋人だったりします。

  私にとって大切な人は
  もちろん私を大切に思ってくれている人です。

  大切に思ってくれている人がいるということは
  とても安心できることです。
  離れていても、そばにいて私を支えてくれているような気がします。
  誰かに愛されているということで自分に自信が持てます。

  私もその人を大切に思います。
  優しい気持ちになれます。

  その人にふさわしい自分になろうと努力します。
  向上心を持った自分は好きです。
  誰かに思われているということ以上に
  自分で自分の努力が認められるということは
  誇らしくうれしいことです。

  お互いに相手を大切に思い、高め合い、
  尊敬の念を持って接することができるのが
  理想の関係ですね。

  そんな大切な人、あなたにもいますか?



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