MILANO‘S REVIEW

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『秋月こお』作品

■やってらんねぇぜ!

「歌上手い!!ビックリした!」

BLには珍しく、チャプター1と、ラストに、歌が入ってるんですよ。
「なんで~???」
と、最初は、邪魔物扱いしてました。
ジャニーズ系声で、歌唱力はというと、一応、ちゃんとアニメでOPやエンディングを歌ってる人くらい上手い。
だから、やっぱりそんな人が歌ってるのかと思ってました。
テニプリ歌ってるKIMERUみたいだな~とか、ネ。

でも
「その時間の分ドラマにしてくれた方がいいんじゃない?」
と、思ってました。

お話の方は
真面目な委員長、藤本裕也が、金髪でぶっ飛んでる真木隆に憧れて、夏休みを機会に変身を決意。髪を染めてピアスして、隆に友達になってもらって、新しい世界を知っていく。
というものです。

初々しくて好感の持てる話ナノヨ~~

裕也が、『友達』として、単純に隆を求めているのに対し、
隆の方は、最初はバカにして、すっぽかしたり、いじめてみたりしてるのに、だんだんほっとけなくなって、(こちらは既に、女も男も経験済みなので)擬似エッチまでしかけてしまう。
そして、自分が、実は、裕也を好きになっていることに気付く。
というあたりまでの話ですね。

小説としてや、マンガとしては、さらっと読めて、結構面白かったです。同じ『秋月こお』さんの作品としても、『フジミ』よりも簡単に入れます。オススメです。

 ………


 ………


あ、いかんいかん!ついつい、資料の為に持ってきたコミックスに入り込んでしまいました。
でも、CDは、時間の経過が錯綜していて、初めての人は、ちょっとわかりにくいかもしれません。

声優さんは、裕也が保志さん。隆が関智一さんですね。


で、ここでライナーを見て

えっ?!!!

歌ってるのは、智一さん??

あの、声優さんが歌ってるの??

ヴァイスでは、『シモネタ大魔王』の智一さんが??

(冒頭の言葉なんて消し飛び)

超上手いジャン!!

そう思ってエンディング曲を聴いてると。ちょっとヒデキ入ってるかもだけど、声と言い、音程といい、上手いのですよ~~~。
ビックリしました。
(まだ、ヴァイスでも、智一さんの『サチコ』以外の歌声は聞いてなかったのですよね)


CD録音ってね。案外難しいんですよ~。私もあっちで1度、お手伝いしたことがあるんですが、声量や音程を本職の歌手さんにピッタリ合わせるのが以外と難しかったんで。歌うのは挫折。(バンドのVOだったくせに)『アジア人女性の声』のセリフのみ入れさせて頂いたのですがね。(ちなみに全然売れませんでした。 よかった…/////

だから、声優さんで、こんなに声量があって音程もしっかりしてるのを聴いてカンドーしました。


見直したよ!シモネタ大魔王!!



■■■■ 皆様の感想 ■■■■

■たかしがかっこよかったです~。
ひろやは、自分で勝手にイメージしてたのよりきんきんした声だなあと思いました。
もうちょっとやわらかい声かなとか思ってたんで。
「千里あにき」(宮元充さん)はけっこうイメージにあってたかな~。
かなえさん(小杉十郎太さん)は、思ったよりかっこいい声でしたが、
なんか演技がわざとらしく感じてしまうところがしばしば・・・。
(ひなちゃん1号さん)




■王様な猫

原作:秋月こお
イラスト:かすみ涼和

キャスト:(星川光魚)鳥海勝美
     (鍋島四郎&シータ)伊藤健太郎
     (鍋島敦夫&アルファ)岩崎征実
     (鍋島ゼム&ゼータ)置鮎龍太郎
     (シグマ)堀内賢雄

■(あらすじ)
父親が動物カメラマン、母親は動物イラストレーターという
動物好き一家に育った光魚は、なぜか動物に好かれる体質。

大学の春休みを利用して、『住み込みのネコの世話』というバイトをすることになった。
しかしその、鍋島屋敷にいたのは、豹かと見まごうばかりの大きな黒猫が3匹だった。

なんとか世話を始めた光魚だったが、三男?のシータに特に気に入られ
人間の姿になったシータ=四郎に無理やり強姦されてしまう。

光魚は、人になれる猫一族の直系、シータの 『正妻』 にされてしまったのだった。

■(感想)
いや~~~っ!ってな感じで最初はやっぱりひきつりましたよ~~(笑)
だって、センシティブな『フジミ』の次に出会ったのがこれですから。

でも、まあ、小説の好きキライはとにかく、
イトケンさんのシータ を聞きたかったので購入してみました。

シータ(人間の時は四郎)は、人間で言う20歳になって、恋をしてヒト型になり、好きな相手と交尾 (コウビって言うな~~っ!) して初めて、一人前になれるという設定です。
ですから最初はヒトの言葉もネコ語っぽく
赤いを「あきゃい」、犬を「いにゅ」とか言ってるの。 (結構カワイイ)
でも、知能指数が凄く高いらしいので、あっという間に芥川龍之介を読めるようになるの(笑)

で、シリーズ全体では、カッコ良くて頭が良くて、遺跡を掘り出したりしちゃう四郎なんだけど、
このCDでは、人間になったばったりで、光魚に逃げられて
ボロボロになりながら探し回ってすがって来るのが、とってもカワイイのですよ~。
やっぱりな~~。ネコには『包容力』なんてないから、カワイサで勝負だよな~
たとえそれが『攻め』でも(笑)

(CDにはないけど、普通のネコならとっくに盛りの季節が終わってるハズなのに
光魚に浮気されたくなくて、毎日公園の茂みで『まむし』を食べては励んだりするオバカな四郎もカワイイのですよv)

四郎や光魚にアドバイスする先輩ヒトネコ役の岩崎さんと置鮎さん達は、
ネコっぽく 狡猾で気分屋で唯我独尊な ところがよ~~~く出てます。

堀内さんの『シグマ』っていうのは、キングの位置にいる美しい白猫(人間の時はウルトラ美形)で、落ちついていて怪しいけど、性格はやっぱりネコなの(笑)。

お話自体は「???」なのですが、ファンタジーとして聞く分には
充分楽しめるCDでありました。



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