MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『山田ユギ』作品

■開いてるドアから失礼しますよ

とあるCDレビューサイト様でのアンケートで、評判が良かったので捜してました。

置鮎サン演じる、マジメで堅物な美人の税務所員、正一と

井上サン演じる、奔放な義理の弟のお話。

置鮎さんキャラは、やっぱり弟のことを愛してるみたいなのだけど、真面目だし、自分がもらわれッ子なので、却ってちゃんとした兄でいなくてはいけないと、井上さんキャラの思いを拒みつづけるんですよね~~~。

井上さんキャラの弟は、そんな兄の気持ちを理解して、一度だけ抱かせてもらった後、家を出ていくんですよ。(後姿を見ながら兄も泣いているとも知らずに…)
だけど、10年後に再会しても、お互い、気持ちは全然変わってなくて…という話なのですね。ドラマだわ~。(聴いてるの、みんなドラマですって)

恋愛話だけでなくって、オッキーキャラの税務員の仕事などもちゃんと描かれていて、置鮎さんも言ってたけど
「やってるだけの話じゃない」ので、とっても聴き応えがありました。

こちらは音楽の方もと~~っても好きで。雰囲気アリアリなのでした。

三男役の森川さんと、鈴村さんもカップルなのですが、そっちは、その前に出た『最後のドアを閉めろ』というCDになっているようです。
(でも廃盤になってるのかな?ヤフオクでやたら高い値段でした。BGMに問題があったのはこっち??)



■『最後のドアを閉めろreplay1』

前回のCDを知らないのですけど
今回もBGMから良いです・・・(それが問題だったんだってば)

森川さんの『ドア兄弟』三男、本田賢三と、後輩の結婚式の後に偶然あったカッコイイ永井さん(27)の鈴村さん。

お互い森川さんは新婦の元カレ、
鈴村さんはそのカワイイ後輩が好きだったと気付いた
感傷自棄酒を付き合ってるうちに、ホテルにしけこんで
森川キャラに慰められちゃった鈴村キャラなのです・・・・・・υ
(会社ではクールなナイスガイ、本田の前でも女王様なのにカワイ過ぎ。)

その上、式の翌日には後輩が
「え~~ん先輩~~!!!嫁に逃げられた~~」
と、泣きついてきて、

それ以来、森川キャラには意地っ張りだけどすべて甘えてしまい
後輩キャラを見ては、「ま、まぶしい!!」と目をつぶる毎日・・
(爆笑)な鈴村さんの永井。
一番つらいのは、永井を好きになってしまった本田ケンゾーなんだけど、彼は彼で、もてるので
彼の部屋から女が出てきたのを見て、(勘違いなんだけど)
永井が『ぐすん・・』と涙ぐむトコがハートキューーーンです(多分本田もここで落ちた??)

実はキスが上手かった甘え上手な後輩、斉藤役の遠近さんも好演してらして、本田兄弟次男×長男カップルもゲスト出演するというぜいたくな配役。

山田ユギさんの作品は、お話がしっかりしているので
CDになっても、聴き応えがあります。



■『最後のドアを閉めろreplay2』

コンラッド~~!!!!vv

じゃーなくて、本日は、同じく森川さんがCVをやってらっしゃる

本田ケンゾー!!!!vv

で、ございます。

注:これはレビューではないかもしれません。単なるオタケビかもしれません。最初にあやまっておきます。許して・・ください・・

コンラッドのクールさにプラスして、エラソーに甘えたり、包容力ありげに情熱的だったりする本田ケンゾーにクラクラですだ~

参考までにあらすじを申しますと、

主人公の美男子、永井さん(鈴村さん)は、最愛の後輩、斉藤(遠近さん)に結婚され、式の後ヤケ酒を飲んでいた時に出会った本田(森川さん)に、KISSつきで一晩なぐさめてもらいます。

それ以来、なんとなく会うようになるんですが、
リプレイ『1』の終わりで、二人はお互い好きだと確認したらしいです。
でも、式の翌日に花嫁に逃げられた斉藤が、ことある毎に
『センパ~~~~~イ』
と、泣きついてきて、永井さんも、それを毎度
『おお!!どうした~~カワイイ斉藤よ~~!!』
と、面倒みてやるもんだから、
本田さんはもー、エラソーに構えていながら内心ジェラシーメラメラで大変なんですよ。

でも、永井さんは一応誠意あって、『斉藤はアイドルみたいなもので、本当に好きなのは本田』と、区別をしているし
『2』では、斉藤にしっかり
『お前がツライ時はそばにいてはやるけど、俺のすべては本田のものだから』
と、ケジメをつけてるから、読んでいてイヤではありません。
イヤなどころか、いちいち動揺しまくる永井(外ヅラは会社のプリンス)が、と~~ってもカワイイとさえ思うのですよvv


と、いうことで

ええ、もう、昨日からのちょいマ王・ブルー(この先のマ王を考えると気分がブルーになる…の意味)の反動で
もー、ますます、こちらの甘さに救いを求めるミラノなのです。

(丁度、『ミラージュ』で苦しい時に、『フジミ』で心を満たしていたバンビーちゃんみたいに)

特に、本田ケンゾーが焼いてるときの

『で?』

とか

『ふーん』

などの声にイチイチ
「キャー!!」
とか喜んでしまっている自分にびっくりです。
(よっぽどコンラッドの不在が痛いんだな)

■あああ、今思い出してみたら、『1』での

(斉藤に『どこかで会ったことが・・』と言われて)
「気のせいじゃない?」
としらばっくれるセリフとか、

「なぐさめセット、出張サービスvv」
と、エラソーに永井さんのアパートに行くとことか

コンラッドみたいなとこ、沢山あったんですね~~

(つまりは、どのセリフでも喜べるというわけらしいです。
お話にならないので次行きます)

■どれくらいケンゾーが気に入っているかというと
やっと買ってきた別カップル話『開いてるドアから失礼しますよ』
(賢三の一番上の兄ちゃんと二番目の兄ちゃんのお話)
マンガに出てくる、

第1話にたったヒトコマ出てくる、給料前なので実家にご飯を食べに来たケンゾー

とか

第2話にたったヒトコマ出てくる15才のケンゾー(友達のとこに泊まると電話してきた)

とかにまで反応する始末なのでした。

そんなステキなケンゾーと、
2枚目裏を返せば超ビビリまくりでとってもカワイイ永井さん
(鈴村さんがまた、美人なのにギャグっぽい永井をとっても上手く演じてらっしゃいます。)

の、このお話、ワタクシのBLお気に入りベスト10に
入りましたv

もちろん、山田ユギさんのご本なので、お話がしっかりしていますし、
永井さんが笑ってるとこも、泣いてるとこも(泣かされてるとこも)、どこも面白いです。

恋人がバタバタでウルサ&カワイイタイプだと、相手する方は、自然にそんな風になるんですかね、本田さん





■『俺は悪くない』

2002年6月発売のインター制作CDです。

現在の世界では、13才のマコトくん(宮田さん)が
従兄弟のそのまた先輩だというセクシイ鯨井(緑川さん)に
男同士のカラミビデオを見せられて『思考停止』状態。
しかも、そのカップルが、従兄弟の俊明(松本さん)と、彼氏の中村(櫻井さん)なのだから、ショックは大きいでしょう~~~。
(おまけにその前には、鯨井出演の裏ビも見せられているハズだし)

話はそれから8年前に戻り、
中村と梶(俊明)のなれそめへと入っていきます。

大学の入学式当日、電車の中で具合の悪くなった中村を介抱して、駅長室まで連れて行った梶。中村が気付いた時にはもう、梶は入学式に行っていて、お礼も言えなかったのだけど、中村は梶のことを覚えていました。

そんな彼が、入学式も遠い日になった学祭前になって、中村も所属する『映画研究会』に入って来た事から、
中村はだんだん梶を意識するようになって来ました。

でも、ウルトラ美形で色っぽい鯨井先輩の方ばかり見る梶にヤキモチやいたり
そのくせ、映画に一緒に行こうと誘われて嬉しかったりと、
グルグル回る中村がカワイイです。
そんな中村の機嫌に振りまわされている、人の良い梶も
(さすが松本さん)イイヒト100%で好感が持てます。

お話は、とうとう梶にも中村に対する恋愛感情がめばえて
仲良くなる・・そしてそれをビデオに取られて冒頭へと繋がる・・わけですネvvv

映研の先輩『土屋』に小杉さん、OBの『澤田』に堀内さんと
ワキもしっかり(トーク用の??笑)ぜいたくキャスティングで固められまして、とっても満足な1枚になってます。

学内をクマの着グルミで歩いていた高崎と
フェロモンばらまき鯨井とのお話は全然出てこなかったので、CD続編が出るのを楽しみにしています。




■『我等の水はどこにある』(山田ユギ)

一方、こちらは、コミックス1冊でもしっかりとストーリーを構築し、おまけにギャグまでつけてしまう充実度で定評のある山田ユギさんのCDです。

小さい頃、とっても懐いていて『ボクは至(イタル)と結婚する 』とまで言っていたのに、家庭の都合でむりやり遠い全寮制の学校に入れられてしまって5年間会ってなかった竜彦ぼっちゃまと、10歳年上の(元)お付き??至(千葉さん)のお話です。

竜彦ぼっちゃま(高校生になってからは小西さん)は、5年間音沙汰ないとおもっていたら、
身長をはじめとしてアッチもコッチもマッハで成長していて
今では易々と至を押し倒すまでになっていたのでした。
(チンピラに見える高校生って・・・)

そんな竜彦と、彼の同室だった美人だけど危うい真治(岸尾さん)
は、至を押し倒してみたり、
竜彦と真治のお姉さんがつきあっていると言ったりして
ちよっと意味不明。(実は、彼女のボディガードをしていた竜彦)

そして、至の同級生で竜彦の従兄弟の探偵寺沢(藤原啓治さん)
が一番気にしている仕事は
真治の方の元お付き兼、家庭教師だった危ない広重(成田さん)と真治を会わせないことだったのでした。

広重は、真治を愛するあまりにキレて、事件を起こしていたのです。

・・・山田さんの本にしては、ちょっとごちゃごちゃした感じはします。

竜彦×至の年下攻めカップルと、
同じような、真治くんと。元カテキョの関係を比べたり
『いつまでも子供の頃の彼じゃない』ということを言いたかったり、
というテーマは分かるものの、ラブの葛藤とサスペンスが少々整頓不足だったかもしれません
でも、それは『山田レベル』にしてはという感想で
普通のBLCDの中ではやはりよい方だと思います。

小西さんが高校生(笑)というのはご自分でもひいてらっしゃいましたが、絵柄が老けてるんだからしょうがないでしょう。

今日はどちらも小西さん攻めでしたね。
最近良く聞くようになりました。エッジもそうだったし。


■どうして涙が出るのかな
05年1月(インター)

これもいいです~~。

中学時代から現在までのついたり離れたりする二人の話なのですけど

美少年→ 外見クールビューティで中身はオドオドな俳優、早川(森川さん)
早川に好かれてキスなんかされちゃって困惑しつつ成長している
可愛い男の子→ まっとうな好青年だけどいつも怒ってる泉谷(檜山さん)

の息の合い方が絶妙です。

ホントは早川は、私の脳内では、(クールビューティ顔なんで)鈴村さん的ボイスでしたが、
最初は攻めちゃうことですし、
森川さんなりのキャラに出来あがっているので問題ないです。

対する、檜山さんもこれまたいつも怒っている感じが
ピッタシ(笑)中高時代は押されていたのが
成長していくに連れ『オトコマエ』ボイスになっていくのがステキです。
(檜山さん、5才のシーンもやってらっしゃるんで、最初の頃はつらくって、
台本が進むにつれ楽になったそうです)

この泉谷(檜山さんキャラ)の親友で、オグちゃんというデブでおしゃれで気の良いコがまた良いキャラでして
怒っている泉谷と、早川の橋のような存在なのですけど
これをまた高木さんがキャラ通り天真爛漫に演じてらっしやるのも良いです。

そして、早川姉と昔付き合っていて、泉谷が尊敬する滝口先輩を
遊佐さんがクールに演じてらっしゃって
これもまた聞きドコロです。

コミックスにはなかった泉谷×早川のリバシーンまであって
とってもお得なCDだったと思います。


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