MILANO‘S REVIEW

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『毎日晴天』シリーズ

『毎日晴天』 菅野 彰 著 キャラ文庫

ボーイズラブ小説なのかご近所コメディなのか 時々忘れてしまうのですけど(笑)
そんなカンジで『ひとつ屋根の下』(福山さ~ん)している4兄弟+2人の同居している恋人+1犬…+外の恋人のお話です。

いつもの『隣の駅前大型(腐女子階が充実している)書店』で平積みしてあったので買って見ました。

ここの書店は
BL文庫だけで2列(高さ1,2m×横5m×2列)、
(コバルトやスニーカー、SF系は別)
BL新書サイズノベルズだけで1列、
BLコミックスだけでまた1列(アンソロ系はまた他の場所)
という脅威のスペースなのですよ。(そんなことは日記で書きましょう。)

■毎日晴天
(あらすじ)
両親が事故で逝った時、いちばん上の姉は17歳だった。
下に連なる4人の弟たちを、水商売→レポーターをして育ててくれた姉

そんな姉の『婿』だと言って
突然、長男の大河(今は雑誌の編集者)の友達だった秀(今は大河の雑誌の看板作家)が家にやってきた。
なのに姉は南米へ疾走してしまい、帰って来ない。
一体どうなっているのだ???

(かんそう)
最初に「5」↓を読んだ時はちょっと混乱したのですが、
「1」のこの話から読むと大体わかりました。

姉はきっと、秀や大河の気持ちを知っていて、秀を家に入れたのでしょうね。
BL小説的には、大河と秀のラブラブ関係は、薄くてわかりにくいのですが

初回ということで、メンバーのごちゃごちゃなやり取りが面白いです。

帯刀家の…姉を除いた4人
・長男で、一家の父として頑張って来た大河
・次男で何事も控えめ、学業優秀な明信
・三男で、ガタイ良く、ボクサーの丈
・末っ子で、女の子のようにカワイイ真弓(姉が阪神ファンだった為この名)

と、新に同居人となった
・大河を好きだったのかイマイチわかりにくい秀
・秀が引き取って育てている、ガラは悪いが心は大人な勇太

が、ほとんどいつも喧嘩したり叫んだりしてるのですが
キャラの性格がわかり易いので、笑えるのでした。

このまんまどこぞの局がホームドラマにしてくれないかな??
と、思ったワタシなのでした。

ワタシ的には、末っ子の真弓君が可愛くて、読んでて面白かったです。


■花屋の二階で
(あらすじ)
帯刀家ではいつも控えめな昭信
ある日目を覚ましてみるとそこは姉の幼馴染、龍の店の二階で
おまけにハダカだった!!!!

(かんそう)
このお相手の龍という男、結構包容力ありそうだし、強いし、ビジュアル的にもステキなのですが、『元・族』という設定がネックです。
(ミラノは知性の感じられないヤンキー系が嫌い。族はもっと嫌い)←な割には、なぜか結構仲良くなったりするのは何故??オットも元ヤンだし…υ

今回は、明信の自分探し的な話なので、
最初読んだ時はそれほど面白くもありませんでしたが
1冊読んで、この騒々しい一家に馴染んだ後読み返すと結構味がありました。

文章的には、時々説明が理解しにくいところもありますが
(長兄を長男と言ったりするので「また新たな登場人物か?」と慌てた。)
2~4も早く買って読みたいと思います。


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