桐まみれの日々 by さきさん

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2007年01月12日
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カテゴリ: 仕事関連
 商工会議所の、起業家交流会に参加している。起業と言うほどでもないが、ここ数年、オリジナル製品を作るようになったので、心安い会議所の若手が、参加してもらえませんか?と声を掛けてくれたのが縁だ。

 さて、集まって、どんな話をするのか?既に数回、開催されてきたが、「こう!」と言う方向性が出ない。と言うのも、業種から何から、多岐にわたっていて、共通点がほとんど無いからだ。それで、一人ずつがスピーチをして、それについて質疑応答してはどうかと言うことになった。起業した理由や経緯、将来の夢、現実など、どんな話でも結構と言うことだ。

 夕べはその第二弾で、木工の工場を営むTさんの話だった。もとはそこそこ大きな規模の家具メーカーへ勤めていた彼は、10年余り勤めた後、上司とともに退職、独立した。独立前には、仕入先であった会社を顧客として開拓する場面もあったが、やはりその態度は180度違い、新規事業の展開の難しさを痛感したという。

 そんな彼の話を聞いて、最後のまとめを振られたKさんは、隣の町では、ある弁当屋が保育所へ販路を拡大した途端に、幼稚園保育所への弁当の卸が広まったという話を、マーケットの新規開拓のたとえとして話された。
 これを聞いたTさんは、僕はそう言う商売を好ましく思わないと言った。親のある子供が、しかも、幼稚園や保育所に通う年端の行かない子供が、親の作ったものではなく、出来合いの弁当を食べるなんて、その子の発育に良い影響があるとは思えないからと言った。

 仕事の何たるかを考える。ここ最近のお笑い系のテレビ番組然り。売れれば何でも良いのか?と言う話だ。儲かれば、社会を後退させても良いのか?便利は大切だし、社会を良くするが、社会を良くする便利ばかりではない。

 これは、理想に過ぎないけれど、いつも、そのことを胸に仕事をしたいと思う。モラルの低下を誘うような商品やサービスを提供することを、仕事と言いたくない。





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最終更新日  2007年01月12日 13時16分22秒
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Re:仕事に対する思い(01/12)  
detupa  さん
こんばんは!


人のためになる物、自分の作りたい物
そんな品物は儲からないのが常・・

でも若いときは、儲かるものと、世の為に
なるような品物、両方チャレンジ出来るが

有る年齢になると、自分の作りたい物が
多くなる、もちろん商売にはならない!・

そして家族や仲間に「ボケ防止の商品か?」
と言われる・・でも、当たっているような
気もするから、笑ってごまかす!・・

あああ”何時まで続けられるかな・・又です。 (2007年01月12日 21時44分35秒)

Re[1]:仕事に対する思い(01/12)  
detupaさん

 私を励ましながら、そんなに落ち込まないで下さいよ。何時何時までも、元気で現役、続けて下さいよ。人生の先輩として、ご指導、ご鞭撻、お願いしますよ。 (2007年01月13日 12時09分01秒)

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