桐まみれの日々 by さきさん

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さきさん1850

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2012年07月02日
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 広島県の方言は、高倉健さんのやくざ映画により、広く全国に知られるようになったもので、ちょっと前にもテレビで警察の取調べを何処の言葉でやると容疑者がびびるかと云う企画で、確か、見事一位を獲得した。・・・・・嬉しいような、そうでもないような。

 高3の夏休み、音大の受験セミナーを受けるため、当時、共に音大を志していた同級生たち数名と共に上京し、山手線に乗り込んだ。テレビで見た事しかない通勤地獄を目の当たりにして驚きながら、その思いを口々にしゃべっていると、ふと気付くと私たちの周りの人口密度が妙に低くなっていて、周りからの視線は決して私たちのそれとぶつかることはないが、間違いなく私たちに注がれていた。

 その後、私は音楽の道をあっさりとあきらめ、英語の勉強をするために北九州は小倉の町で4年間を過ごした。周りは殆どが九州出身の友達。飛び交う言葉はもちろん九州弁。


そげなこつなか!
いっちょんおもしろなか!
わかるくさ~!
 そんな友達の間で、私はこう呼ばれた。

じゃがじゃが、にくじゃがぁ~~。
 いやいや、それはどうかな。他にも、行こうや、行こうやぁ~。とか、九州人の友達が面白がって私の広島弁(厳密に言うと備後弁)をまねして私をいじった。そして、私はそれを充分に楽しんでいた。決して M とか、 S とか、そういうのではなく、自分の生まれ育った土地の言葉を愛し、誇りに思っていたからだ。そして、それは30年近く経った今でも、何一つ変わらないままである。





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最終更新日  2012年07月02日 13時03分07秒
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