fuckの原義は「男女がセックスする。」である。彼女に"Fuck me...."と言われれば、意味は、「して。。。」である。したがって先ほどの"fuck you!"は「あなたとセックスする。」という意味で、もっとくだけた邦訳をすると、「犯すぞ、こら。」である。映画Stand by Meでもfuckは使われていた。主人公の少年が敵対する少年グループに対して、"Go home and fuck your mom!"(おうちに帰って母ちゃんとやんな!)。と言っていたのも、fuckの原義に基づく意味で使われている。性行為をなすということが原義なのだが、このようにネガティブな意味でよく使われる。けんか言葉ではあるが、実際に性行為をするときも使われる言葉は"fuck"である。fuckに似た表現のひとつにson of a bitch!「このクソ野郎が!」があるが、bitchは売春婦という意味である。このように性にかかわることは英語圏ではネガティブな意味を持つことが多い。その流れで、性行為を意味することから転じて、fuck!を「くそっ」の意味で使う場合もある。Fuck Jap!などと言えば、「くたばれ日本野郎が」程度の意味になる。
しかしながら、だからといってfuckは性やタブー(ネガティブ)ばかりを表現するだけではない。このようなネガティブな使われ方以外にもただ単に強調を表す言葉として使われることもあるからだ。この強調はネガティブ、ポジティブ共に用いられる。強調したいときに使うのである。例としては、What the fuck are you saying?(何言ってんだ、こら。)What the fuck are you?(誰だおめー。)The woman is fuckin' beatiful!(あの女たまげるぐらい美人だぜ!)などがある。強調したい言葉が疑問詞であれば、その疑問詞のあとにthe fuckをおき、強調したい言葉が名詞、形容詞、もしくは副詞であれば、fuckin'をその言葉の前におく。ネガティブになるかポジティブになるかは文脈次第だ。対応する日本語としては「超」が一番適切かもしれない。「超すげー」は英語ではおそらく"fuckin' great!"であろう。