本物と偽物の境界線



デザイナーズ家具を購入するにあたって正規品、オリジナル、復刻版、リプロダクト製品、ジェネリック製品といろいろな言葉が氾濫していて悩みます・・・

家具のデザインに対する意匠権(デザインパテント)は日本では20年とされていて、その期限が切れた後、最初のオリジナルをもとに再生産したのが、復刻版(リプロダクト製品)です。

イームズ、イサム・ノグチに関していえば、イームズ夫妻、イサム・ノグチ没後、その権利の継承者である「イームズオフィス」と「イサム・ノグチ財団」から許可を受けたのは、世界で「ハーマンミラー社」と「ヴィトラ社」の2社だけだそうです。

その2社が作った復刻版(リプロダクト製品)を正規品、他のメーカーが作ったものをジェネリック(※参照)リプロダクト製品と呼ばれたりしています。

ということは、他社で作られたのに、ハーマンミラー社製などと書かれた製品は明らかに偽者となりますが、その他の復刻品はどうなのでしょうか??

これだけ、いろいろな復刻版が出回っている中、後は消費者の価値観にまかされる事になりそうです。

私が一番、さけて欲しいと思うことは何も知らずに購入した後で「だまされた!!」というような、被害妄想にかられることです。

そういう事がないように、自分の価値観でしっかり判断してお買い物をして頂きたいと心から願っております。


※generic ジェネリック  一般的な、商標登録されていない

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