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コタ&こたplusサチイブ お気楽DAYS
2003年上半期パート2
2003年度1月~6月に試写会&映画館で観た作品の
こたっぺ☆的勝手なレビュー(笑)です。
(※当時の日記からのコピーなので、統一感のない書き方で申し訳ないです。)
『CHICAGO』
『めぐりあう時間たち』
『マトリックス/リローデッド』
『チャーリーズエンジェル・フルスロットル』
◆CHICAGO(2003/5/29の日記より)◆
今回の予告編は、アーロン・エッカートの『ザ・コア』に、
ダスティン・ホフマンの『ムーンライト・マイル』。
そして、シカゴ・・・
20世紀前半無法時代のアメリカ・シカゴ。
ドラッグ、犯罪、セックス、エンターテイメント・・・あらゆるものがあふれ、
シカゴの街は常に新たな「刺激」を求めていた。
とあるキャバレーでは、バンドの演奏が終わり、人気舞台女優のヴァルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)の登場。
華麗に、また妖艶に力強く歌い踊る彼女は、
つい先ほど、浮気をしていた夫と実の妹を殺害してきたばかり。
そして、喝采をあびる彼女を熱く見つめる一人の女、ロキシー・ハート(レニー・ゼルヴィガー)。
彼女の夢は、ヴァルマのように舞台で成功すること。
彼女はヴァルマに自分を重ね、舞台上で歌い踊る妄想をふくらませている。
スポットライトを浴び、バックダンサーにバックミュージック、
大勢のオーディエンスの中で歌う自分を夢見て。
しかし、実際の彼女はしがない工場夫(ジョン・C・ライリー)の妻。
そして、彼女はこのキャバレーの支配人と知りあいだという男と浮気中。
この夜も夫が帰る前に男との情事にあけくれていた。
ところが、キャバレーの支配人に話をつけてくれたはずの男が、
急に冷たくなり、実は支配人の知り合いでもなんでもなく、
ただそれをエサにロキシーと寝たことに逆上した彼女は、
引き出しから持ち出した銃を男に向けて発砲してしまう。
逮捕され、収監されたロキシーは、留置所であのスター、ヴァルマ・ケリーに会う。
彼女は夫と妹殺し容疑で、あの夜逮捕されていたのだ。
この街シカゴでは殺人犯もまたスターであった。
『スターが殺人容疑者』これだけで世間は騒ぎ、報道陣は留置所に殺到。
ヴァルマは女王様きどりで取材を受け、あげくのはてにファンまで増えていく。
しかし、このままでは処刑されてしまうので、ヴァルマは『冤罪のスター』路線で
女性看守長ママ・モートン(クィーン・ラティファ)に金をつかませて協力を仰ぎ、
この男に弁護させれば100%助かるというビリー(リチャード・ギア)に高額な依頼料を支払い、
裁判を控えていた。
ロキシーも、ビリーに弁護を頼みたいけれど、軽くあしらわれてしまう。
ビリーには金と名声が全て。
そう、彼にとっては、「金ヅルのスター」の弁護は自分の名声を世間に轟かせるためのもの。
そして、法廷こそ、彼の華麗なる舞台であった。
性格が悪くても腕のいいビリー。
そんなビリーをどうしても雇って、再び世に出て今度こそ舞台でスターになるために、
ロキシーはママ・モートンを買収し、夫を使ってビリーに割安で弁護を受けさせる。
ビリーの作戦で『正当防衛で殺人を犯してしまった女』として売り出したロキシー。
マスコミも世間も、ヴァルマを捨てて、新たな「スター」に群がり、
ビリーとロキシーの巧みな演技で『かわいそうな無罪のロキシー』を大々的に報道。
世間ではロキシーフィーバーが起こり、一躍ロキシーは新聞一面を大きく飾るスターとなった。
これを黙ってみてられないのがスターの座を奪われたヴァルマ。
彼女はロキシーに取り入ったり、彼女を引きずり落とそうと画策する。
留置所にファンレターや花束が届いたり、
世間の女性のあいだでロキシーヘアが流行るほどのスターとなったロキシー。
これであとはビリーの弁護で無罪となったのちには、
そのまま舞台のスターへ・・・と思っていたのも束の間、
世間では新しい女性殺人犯のスター(ルーシー・リュー)が誕生。
ロキシーは一瞬にして過去の女となってしまう。
しかし、そこで終わるロキシーではなかった。
彼女は妊娠話をデッチあげ、再びスターの座へ。
やがてロキシーの公判の日がやってきた。
なんとしても無罪放免で正真正銘のスターになりたいロキシー。
なにかを企む元スター、ヴァルマ。
ロキシーの弁護でさらに有名になろうとのし上がるビリー。
ロキシーは無罪を勝ち取れるのか?
ヴァルマはロキシーを蹴落とすことができるのか?
2人の美人殺人犯の運命の行方はいかに?
かのボブ・フォッシーの名ミュージカル『シカゴ』を映画でやってしまおうということで、
全面通して歌や踊りが披露されています。
ま、ほとんどロキシーの妄想なんだけどね(笑)
ストーリーはいたって単純なだけに、逆に歌やダンスに集中できた感じ。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズは、『トラフィック』や『アメリカン・スィートハート』などに出ている美女で、
マイケル・ダグラス夫人。
彼女はミュージカル経験もあるのだけれど、今回初めて彼女の歌と踊りを見て、
「お見事!」と心から感心してしまいました。
ハリウッドスターって、パッと出の人や、子役からって人もいるけれど、
わりと舞台で下積みしている人が多いんだよね。
そして、レニー・ゼルヴィガー。
『ブリジット・ジョーンズの日記』や、先日TVでやっていた『プロポーズ』に出ていた彼女。
レニーって、特別美人じゃないけど、なんだかかわいいのよね~。
それにしても彼女はミュージカルは初挑戦。
ものすごく練習したんだと思う。ホントに初めて?ってくらいステキだったもん。
レニーはアカデミー主演女優賞は逃してしまったけれど、その努力と根性に拍手を送りたいね。
ただ、やっぱりキャリアの差なのか、技術の差なのか、
キャサリンのほうがダンスがなめらかというか、貫禄あるというか、
こたっぺ☆的には二人で踊ってる所を観ると、キャサリンのほうに目がいくかな~。
そして、リチャード・ギア。
彼の歌とダンスも初めて観たけれど、なかなかのモノ。
なにより、トランクスとランニングシャツで、半裸女性に囲まれて歌って踊るギア様が観られただけでウケました(笑)
そして、『ギャング・オブ・ニューヨーク』『シン・レッド・ライン』の売れっ子性格俳優ジョン・C・ライリーの歌声もなかなか。
ほかのキャストには、『アリーmyラブ』のルーシー・リューやタイ・ディグス、本職をいかしたクィーン・ラティファなどが出ています。
アカデミー賞では、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが最優秀助演女優賞を、
さらに、最優秀作品賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響賞、編集賞と、
本年度最多6部門受賞です。
もうすぐ公開終了となるかも・・・。
まだ観てなくて、興味のある人は、お早めに。
シカゴ公式HP
◆(2003/5/30の日記より)◆
『シカゴ』が終わったのが9時すぎ。
9時すぎかぁ・・・
「観ようと思えば、もう一本観れるね」
というこたっぺ☆の言葉に、
こたっぺ☆母も
「疲れるかもしれないけど、1000円だし、ついでだから観ていく?」
と答え、5分ほど考えた後(←二人とも「どっちでもいい」と言っていた(笑))、
もうひとつ観ていっちゃおうということになりました。
10時前から始まる『めぐりあう時間たち』のチケットを買ってから、腹ごしらえにマックへダッシュ。
大急ぎでチーズバーガーを押しこみ、
ゲフゲフしながらいざ映画館へ。
『めぐりあう時間たち』はイギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフ(実在の人です)が、
長年連れ添った夫に遺書を残して、川へ身を沈めるところから映画は始まりました。
3人の女性の3つの時代が入り混じるので、わかりやすく記号で誰のストーリーなのか書いておきます。
(こたっぺ☆もこんがらがる(笑))
★ヴァージニア・ビュー
◆ローラ・ビュー
◎クラリッサ・ビュー
「私が花を買ってくるわ」
このセリフから始まる3人の女性のそれぞれの一日。
★
1923年のイギリス・リッチモンド。
精神病を患う女流作家ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は、新しい物語を構想中だった。
その作品名は『ダロウェイ夫人』。
ヴァージニアは、彼女を思う夫レナード、二人のメイドと共に暮らしているものの、
精神を病んでいるため、絶え間なく医者が訪れ、夫の監視なくしては外も自由に歩けなくなっていた。
まるで囚人のような生活に、さらにヴァージニアは自分の殻にこもっていく。
そんな彼女の唯一の楽しみは、小説を書くこと。
そんな彼女の為に、レナードはロンドンからちょっと田舎へ引越し、自宅で印刷所を営んでいる。
「ミセス・ダロウェイは言った。私が花を買ってくるわ・・・」
自分とダロウェイ夫人を重ねるかのように、ヴァージニアは言葉をつむぎながら話を作り出していく。
◆
1951年アメリカ・ロサンゼルス。
気のいい夫とかわいい息子に囲まれ、お腹には二人目の子が。
家庭を守る理想的な妻として、絵に描いたような幸せな生活を送るローラ・ブラウン(ジュリアン・ムーア)。
ベッドから起き、ベッドサイドにあった読みかけの本に手を伸ばす。
「ミセス・ダロウェイは言った。私が花を買ってくるわ・・・」
ローラが読んでいるのは、そう、ヴァージニア・ウルフ著の『ダロウェイ夫人』。
やがて朝食をとる夫(ジョン・C・ライリー)と息子リッチーの声が。
今日は夫の誕生日。
仕事へ向かう夫を「典型的な理想の妻の微笑み」を意識して浮かべて見送り、
リッチーと共に、夫のためにケーキを作り始めた。
◎
2001年アメリカ・ニューヨーク。
編集会社で働くクラリッサ・ヴォーン(メリル・ストリープ)は、同性の恋人サリー(アリソン・ジャーニー)に告げる。
「花は私が買ってくるわ」
花屋で花を選び、とあるアパートメントへ向かう彼女。
この日は、小説を評価され、賞を贈られる親友の授賞式。
一斉一代のお祝いの為に、クラリッサは授賞式後のパーティーの予定を立てているのだ。
パーティーの主役の作家は、かつてのクラリッサの恋人で今はエイズに犯されているリチャード(エド・ハリス)。
彼はクラリッサを「ミセス・ダロウェイ」と呼ぶ。
クラリッサは長年どんどんエイズに体を蝕まれ、痩せこけていく彼の世話を献身的に続けてきたが、
リチャードはそんな彼女に
「ぼくは君の為に生きつづけている。君はぼくの為に生き、君自身のためには何をした?」と問う。
そして、「ぼくが死んだら、怒るかい?」というリチャードに十分な答えを言うこともできなかった。
パーティーどころか、授賞式も渋るリチャードを説得し、パーティーの準備をするために自宅へ戻るクラリッサ。
◆
一方、ケーキがどうもうまくできないローラはいらだつ。
自分は理想的な妻って?理想的な母親って?
誰の為にこうやって生きているの?
そんなとき、友人のキティ(トニー・コレット)がこれから「子宮の検査で入院する」と言ってきた。
検査と不妊に不安を抱くと語るキティの唇についキスしてしまうローラ。
微笑みながらもそそくさと立ち去るキティ。
自分は一体今何をしてしまったの?
さらにいらだち、後悔するローラ。
大急ぎでケーキを作りなおし、彼女は、リッチーを近所に預け、
大量の睡眠薬を持ち出し、ある決心をもってとあるホテルへ向かうのだった。
★
ヴァージニアの家へ姉と甥っ子姪っ子がロンドンから遊びに来た。
楽しそうな姉一家に対し、田舎暮らしのヴァージニアは、ロンドンへの望郷の念を募らせる。
そのあいだも小説の中で主人公を死なせようと考えるヴァージニア。
◆
ホテルへ着いたローラは、ベッドへ横たわり、持ってきた睡眠薬を見つめる。
そう、彼女は、ここで自殺をしようとやってきたのだった。
小説のダロウェイ夫人と同じ、一見幸せそうな理想的な妻かもしれないけれど、
彼女はその型にはまった自分を嘆き、自分の存在意義は何なのかを悩んで、やがて小説同様に自殺の念が頭をよぎる。
★
姪に「なんで誰かを死なせるの?」と聞かれたヴァージニアは答える。
「生きることの価値を見出すために死なせるのよ。」
ふと彼女は「別の人物を殺すことにするわ」とつぶやく。
◎
自分のアパートへ戻って、パーティーの準備を始めるクラリッサ。
そこへ、パーティーの時間よりもずっと早くサンフランシスコからルイス(ジェフ・ダニエルズ)がやってくる。
心から彼の来訪を喜ぶクラリッサ。
ルイスは、リチャードのゲイの元恋人であった。
近況を尋ねるクラリッサに、ルイスはかつての3人(クラリッサ、ルイス、リチャード)の思い出の地を
再訪したことを話し出す。
自由に生き生きと生きていた当時の自分たちを思い浮かべるクラリッサ。
ふいにリチャードの言った言葉、彼の本心がクラリッサに重くのしかかる。
得も知れぬ激しい感情が爆発してあふれだし、彼女は泣きながらその場で崩れ落ちるのだった。
複雑な3人の関係、あの頃の自分たち、そして、リチャードの面倒を見てきた長い年月・・・
ルイスは、彼女をそっとしておくために、詫びて外へ出ていった。
★
ヴァージニアの姉家族が帰る時間がせまる。
唯一の理解者と思っている姉がまたいなくなってしまう。
そして自分はまた囚人のような生活を・・・?
姉に妹として以上の感情を抱いていたヴァージニアは、姉にキスをする。
妹の行為に少なからず違和感を覚えた姉は、
「汽車の時間に遅れる」
といって、すぐにその場をあとにするのだった。
またいつもの生活に戻ってしまったヴァージニア。
自分の生き方を見つめる各世代の3人の物語はやがてリンクしていく・・・
『ダロウェイ夫人』へと・・・
全体的にすごく難しくて、重い感じがしたのだけれど、簡単に言ってしまえば、
今の、あるいは今までの自分の生きてきた時間に価値を見出せるのか、
自分が何の、誰のために生きているのか、
人はどうやって生きる価値観を見つけ出せるのか、ってことなのではないかな~と。(違ってたりして(笑))
とくに彼女たち3人は、同性愛という共通点を持っていて、
それぞれの時代でそれぞれの問題を抱えてるのね。
ヴァージニアは、実在の女流作家で、本当に同性愛というかフェニミストの作家。
彼女は映画どおりに晩年に自殺してしまったのだけれど、
精神病には、子供の頃の経験からだんだん侵されていったみたい。
彼女の生涯を通しての理解者は、夫のレナード・ウルフだけで、
彼は彼女を最後まで愛し続けたんだって。
その時代はまだまだ女性が小説を書くということも少なかったんじゃないかな。
第一次世界大戦とかの時期だもんね。
空想で物語を作り、精神病を患っている彼女を世間はどんな目で見ていたんだろう?
そして、彼女自身、どれだけ辛い思いをしたんだろう?
ローラは、実在ではないけれど、ほかにもローラのような人がいたかもしれないな。
第2次世界大戦後のまだまだ女性の社会進出がなされていなくて、
女は結婚し、家庭に入り、夫と子供の為につくすという型が定番の時代。
もちろん、同性愛に関しては差別どころか、閉鎖的だったろうから、余計ローラは
窮屈な思いをしていたんだろうね。
そして、クラリッサは、現代に生きている自由な女性だけれど、
死に行く元恋人を献身的に介護することで生きてきた、
それは彼のためでなく、自分自身のためだったのかを悩むんでしょうね。
リチャード自身は、もう楽になりたかったけれど、
そのクラリッサの自分の生活を犠牲にしてまでの献身的介護が、逆にリチャードには辛かったんだろうな。
エイズになってからは、どんどん自分から離れていく友達もいただろうし・・・
ヴァージニアを演じたニコール・キッドマンは、離婚してからはもう絶好調。
今回、このヴァージニア役で、彼女はアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。
付け鼻に染髪の特殊メイクで、実際のヴァージニア・ウルフに似せた彼女の顔は、
今までの華やかなクールビューティーの彼女とは打って変わって、陰気で引きこもりがちな
無表情の女性そのもの。
生気も感じられなくなりそうなその顔に対し、夫レナードに心を打ち明けるときの彼女の顔は、
とても生き生きしていた感じでした。
ローラ役のジュリアン・ムーアは、『ジュラシック・パーク2』や、
『ハンニバル』に出ていて、今後公開の『エデンの彼方に』と、
この『めぐりあう時間たち』で、アカデミー主演女優賞と助演女優賞でダブルノミネート。
幸せなはずの主婦の戸惑いや、作った笑顔とかをうまく表していた感じでした。
クラリッサ役は、大女優メリル・ストリープ。
『マディソン郡の橋』が有名かな。
ステキなお母さん役が似合う女優サンだと、こたっぺ☆個人的には思ってます。
彼女は、この作品では英国アカデミー賞主演女優賞・助演女優賞とアカデミー助演女優賞にノミネート。
熟年になって、さらにステキになったなぁと思います。
ローラの夫役としては、『シカゴ』にも出ていたジョン・C・ライリー。
彼はほんと演技の幅が広いというか、イヤ~な役でも、
存在感のない男の役でも、どんな役でもハマってるんだよね。
記憶に新しいのが『ギャング・オブ・ニューヨーク』です。
エイズ患者のリチャードには、これまた名優エド・ハリス。
先日TVでやった『アポロ13』にも出ていました。
ここんとこインパクトの薄い役の作品が多かったけれど、今回のは違うね。
すごい存在感。
きっと実際エイズ患者の方に会ったりして、制約された動きを練習したり、
減量もしたんだろうな。
リチャード役として、生きる屍とでも思っているかのような目が印象的でした。
彼も、アカデミー助演男優賞ノミネートです。
他にも、トニー・コレット、クレア・デインズ、アリソン・ジャーニー、ジェフ・ダニエルズなど、
そうそうたるメンバーが3人の"ダロウェイ夫人"をサポートしています。
『ダロウェイ夫人』を元に、ただ生と死、また、同性愛だけでなく、フェミニズム、女の在り方なんかをセンシティブに描いている感じでした。
評論とかってよくわかんないから、おもしろいかおもしろくないかくらいしか書けないから、意味わかんなかったらゴメンね~(笑)
めぐりあう時間たち公式HP
◆マトリックス/リローデッド(2003/6/14の日記より)◆
『マトリックス・リローデッド』の感想行きます。
AIに対抗するために闘うネオ(キアヌ・リーブス)たちは、人間の町ザイオンへ呼び戻される。
そこは、地中深くに作られた、機械の支配を受けていない純人間と、ネオたちのようなサイバー人間の最後の砦だった。
しかし、ザイオンに危機が迫っているということで、全てのホバー船(ゲリラたちの船)を終結させ、
その危機に備えるということだった。
ほかのホバー船のキャプテンたちとミーティングし、予言者からのメッセージを受け取るために、数人を残して、
ネオたちはザイオンへ向かった。
ネオにとってははじめてのザイオン。
ホバー集結の命令を出したザイオンのロック司令官に、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)は、
「予言者の予言通り、救世主により、世界は救われる」
という信念を説き、予言者に再び会いに行かせてほしいと願う。
もちろん司令官は反対するものの、ザイオン評議会は、モーフィアスの申し出を受け入れ、さらに護衛船として、
2隻のホバー船の有志を募った。
そのうちの一隻のキャプテンは、モーフィアスのかつての恋人ナイオビ(ジャダ・ビンケット・スミス)であった。
そして、ネオたちは再び預言者に会いに、マトリックスへ侵入する。
「指定の場所で待つ」
という預言者に会いに行くネオ。
予言者は、ネオに
「あなたはなぜここへ来たのかしら?」
と不可解な質問をする。
ネオは、
「あなたはわかっているはずだ。選択をするためだ。」
というが、
予言者は
「あなたはすでに選択してるわ。あなたがここへ来たのは、選択した理由を知るためよ」
といい、
ザイオンを救うための指示を語る。
その指示とは、
「捕まっている『キー・メイカー』を探し出し、『ソース』へ向かいなさい」
ということであった。
しかし、彼らの前に立ちふさがったのは、消滅したはずのエージェントスミス(ヒューゴ・ウィービング)。
彼は、ネオへの私恨のために復活し、AIの命令にも背き、
完全に一匹狼の刺客としてネオを倒しに来たのだった。
スミスの執拗な攻撃をかいくぐり、『キー・メイカー』を探しにメロビンジアンのもとを訪れたネオたち。
メロビンジアンは、一筋縄ではいかない、いけすかない男だったが、
彼の妻パーセフォニーの条件付協力により、キー・メイカーを奪取。
激しい戦闘とカーチェイスを制し、キー・メイカー連れて『ソース』へたどり着いたネオを待っていたのは、
信じがたいマトリックスの真実であった・・・
ちょっと短いけど、ネタバレしない程度だとこんな感じでしょうか。
今回は、マトリックスの真実とネオの精神的葛藤がテーマかな。
で、そんなに期待しないで、第3弾『レボリューションズ』への布石と考えるといいかも。
『リローデッド』は前編って感じかな。
マトリックスといえば、あのスローモーションや超人的なカンフーなんだけど、
第一作がかなりインパクトあっただけに、ちょっとその映像に慣れてしまった目で見る『リローデッド』は、
アクションとかストーリー展開に不満があった人もいるかもね。
CMとかで出ているアクション以上の見せ場はほとんどなかったというか、
もう最高のアクションシーンをすでにCMで流してしまってる感じがしました。
でも、それでもすごい楽しめる映像だったし、高速道路でのカーアクションは、すごかった。
本当に時速100キロ以上で走るトラックの上で格闘してたんだって。
楽しいといえば、増殖するエージェントスミス。
CMでもやってたけど、あまりにゾロゾロ出てくるのをみると、まるでゴ○ブリ(笑)
「ってゆーか、増えすぎ」
ってツッコみたくなるくらい増えてました(笑)
ここからはネタバレになると思うので、闇文字にしときます。
見たい人はドラッグしてね。(日記はそのあとも続きます。)
『
ストーリー自体は簡単になってきているのだけれど、それを説明する映像がややこしくて
混乱します(笑)
というのも、マトリックスの世界のせい。
マトリックスの中では、コンピューターの1プログラムでさえも、人間の外見をしているの。
エージェントたちもそうだし、キー・メイカーや、予言者、メロビンジアンたちも、正確に言えばプログラム。
それが人間の外見でペラペラしゃべるもんだから、余計こんがらがるのだわ(笑)
あと、ネオとトリニティーのベッドシーンがわりとリアルなので、
お子さんと観る場合は、ちょっとハズカシイ気分になるかも~。
(*ノノ) キャー
サブキャストについては、まず、予言者役のグロリア・フォスター。
彼女は、残念ながら本作撮影中に病気で亡くなってしまいました。
第3作目のレボリューションズの撮影までいられたのかはわかりませんが、残念です。
新しいオペレーター・リンクのパートナーで、ザイオンに住む女性ジーは、
グラミー賞歌手アリーヤがやるはずの役でした。
アリーヤはおととし、飛行機事故で他界してしまったのですが、彼女の変わりにジーの役を任せられたのは、
ノーナ・ゲイ。
そう、あのソウルシンガーのマービン・ゲイの娘さんです。
とっても美しい女性です。
それから、リンクがジーのところへ行ったときに、ジーと一緒にいた義姉役の彼女は、
モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンの奥さまです。
陰湿なメロビンジアンの妻パーセフォニーを演じるのは、
「世界一の美女」「イタリアの至宝」とも言われるモニカ・ベルッチ。
イタリアの女優さんで、有名になったのは『マレーナ』という映画。
『ジェヴォーダンの獣』公開キャンペーンで元ご主人ヴァンサン・カッセルと来日したこともあります。
最近は、エロチックサスペンス『アレックス』でもまた夫婦共演してましたね。
それから、ちょっとした小道具。
ネオが銀のスプーンを貰うシーン。
あれは何を意味するのか。
欧米では、「あなたに幸運がふりかかりますように」って願いをこめてプレゼントするのが
銀のスプーンなんですね。
だから、あれはネオに「お気をつけて~。あなたの無事を祈ってます。」って意味がこめられているんです。
もともとは、「お金持ちは生まれつき銀のスプーンを持っている」という英語の格言からきていて、
親が産まれた赤ちゃんに銀のスプーンを贈るというのが一般的にあるそうなのです。
それがちょっとアレンジされて、お祝いに贈ったりするようになったのです。
それから、タイトル『リローデッド』の意味。
リロード(RELOAD)は、再び弾を込めるとか、再装填するって意味で主に使われてるのだけど、
こたっぺ☆の解釈では、「マトリックスが以前にも存在していて、今のマトリックスは6回目に作ったもの」というのが
リローデッド=リロードされたとう意味につながってるんじゃないかなぁと思いました。
ソースが言ったとおりなら、今のマトリックスは作りなおして6回目のもの。
作りなおしたとか、再構成した、という感じかなぁ。
本当の所はわからないけど(笑)
最後に、ネオのスーパーマンは笑えました(笑)
』
◆チャーリーズエンジェル・フルスロットル(2003/6/20の日記より)◆
昨日は、仕事の後、『チャーリーズエンジェル・フルスロットル』の試写会へ行ってきました。
またまた試写状をお世話になっている方に譲って頂いて(いつもありがとうございます♪)、
もちろん一緒に行ったのは、こたっぺ☆母。
こたっぺ☆母も楽しみにしていた映画だったので、幸運でした。
ちょっと腹ごしらえしてから、会場の有楽町マリオンへ。
会場時間のすぐあとに行ったんだけど、すでに席は満席で、
立ち見になってしまいました。
でも、真正面の良い所を陣取り、開始を楽しみに待っていました。
この試写会は、有名エステ会社たかの友里ビューティークリニックの主催だったので、
会場には報道関係者も多数来ていました。
というのも、映画の前にトークショーがあったんですねぇ。
まずは、主催のたかの友里女史よりあいさつの言葉があって、
そのあと映画コメンテーターの人(よく知らないの。ごめんなさい)と、
あのMr.パーフェクトのガクトさんの前で美しい裸体を披露しているサトエリちゃんのトークショー。
まぁまぁ、サトエリちゃんの脚の長いこと長いこと。
ハイヒールを履いているとはいえ、スタイル抜群でした。
トークショーの最後に、撮影会(マスコミプレス用)があったんですが、
サトエリちゃんは、
「ごめんなさいね。早く映画観たいですよね。すぐ終わるんで、すいません。」
と心遣いのできる子なんだなぁと思わせる所を垣間見せてくれました。
さて、30分ほどのトークショーが終わって、とうとう映画放映。
予告編もあって、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』『S.W.A.T』、
そして、本邦初公開?のタランティーノ最新作『キル・ビル』の予告編も観ることが出来ました。
とうとう本編の始まり~。
CMでおなじみ、ダムからトラックでダイビング~のところから始まりました。
あらすじは・・・
相変わらずチャーリーの元で任務を続けるナタリー(キャメロン・ディアス)、アレックス(ルーシー・リュー)、
ディラン(ドリュー・バリモア)の3人のエンジェルたち。
今回の任務は、モンゴルの辺境地で捕らわれていた米国政府の要人
カーター(ロバート・パトリック)を救い出すこと。
無事に任務を終えたエンジェルたちは、事務所へ戻り、チャーリーから新たな任務を命じられる。
それは、アメリカの重要保護証人リストにアクセスするための2つの指輪を取りかえすこと。
このリストには、悪徳組織を壊滅に追いやるための重要証言を行った人々がリストアップされ、
復讐を狙う組織から彼らを保護するために政府が用意した偽名や新しい住所などが書かれている。
その指輪、個々では意味がないが、二つそろうとアクセスできるしくみになっている。
片方の指輪を持っていたのが、カーターだったが、彼の指輪はテロリストに奪われていた。
そして、もう一つの指輪を持つ男・司法長官(?)もまた指輪を奪われ殺害された。
以後、証人リストにあげられる人物が次々と命を狙われる。
そのターゲットの写真の中には、なんとディランの写真が。
ディランもまた、ある事件で証言し、それ以来名前を変え、
エンジェルとして新しい人生を歩んでいたのだった。
彼女への復讐の念をつのらせるのが、殺人を犯したかつての恋人(ジャスティン・セロウ)。
独自の捜査から、犯人の男を断定したエンジェルたちは、次のターゲットが狙われるであろう場所、
無差別モトクロスの会場へ。
証人の少年を狙う犯人から少年を守ろうと奮闘するエンジェルたち。
しかし、少年を守り、その犯人にとどめを刺したのは、
意外にも前回も登場のヤセ男(クリスピン・グローバー)だった。
ヤセ男の足取りをたどり、エンジェルたちはアイリッシュマフィアがバックにいることをつきとめる。
マフィアのアジトで奪われた指輪2つを見つけた3人。
しかし、彼女たちの前に現われたのは、異常に気づいたマフィアたちと、
ディランの元彼で殺人容疑で服役していたはずの男だった。
なんとかアジトを抜け出した3人は、無事に指輪を取り戻し、カーターへ返す。
しかし、任務は終わらない。
3人の前に現れた黒幕は・・・かつての伝説のエンジェルと呼ばれていたマディソン(デミ・ムーア)だった。
もう最初から最後まではちゃめちゃアクションにファッションショーって感じで、
あっというまの1時間45分。
3人とも(キャメロン・ディアス、ルーシー・リュー、ドリュー・バリモア)、決して美女ではないけれど、
とってもチャーミングで、カッコよかった~♪
展開も早くて、音楽も盛沢山。
キャメロンのMCハマーはおもしろいよ。
アクションとかは、3人ともマーシャルアーツの特訓を受けただけあって、よかったかな。
中には「んなわけないだろッ」とか、ツッコみたくなるほど、ただただ笑うしかないような、
そんなのありえない的なものもあったけれど、まぁ、チャリエンだから許されるってことで(笑)
だって、ダムのうえからトラックで落ちるとき、荷台のヘリに空中でバラバラの
四人が乗り込んで無事に生きて帰るんだもん(笑)
それらのシーンからも、いろんな映画のパロディも盛り込まれているのがわかります。
そうねぇ・・・『007』『ケープフィアー』『スパイダーマン』『マトリックス』
『サタデーナイト・フィーバー』『シカゴ(キャバレー?)』などなど。
「オイオイ、それ、メチャメチャ、パロってるじゃんっ」と笑ってツッコミ入れられる楽しさがありました。
アクションもだけど、3人のファッションも可愛かった~♪
次から次へと衣装が変わるんだけど、それを観ているだけでも楽しいです。
自分なら絶対着こなせないけどね(笑)
そして、久々の映画出演となったデミ・ムーア。
あの40歳とも思えないナイスバディ。
一部整形疑惑も出てましたが、確かに目じりにシワなかったわ。
こたっぺ☆としては、もうちょっと出番が欲しかった感じです。
ほかのキャストも豪華。
まず、カーター役のロバート・パトリック。
彼は『Xファイル』にも出てましたし、
『ターミネーター2』でシュワちゃんと戦った水銀(笑)ターミネーターT2000をやっていました。
お顔のせいか、はたまたそのターミネーターのせいか、冷酷そうな雰囲気の漂う俳優さんです。
新たにエンジェルたちの世話役をつとめるボズレーを演じるのは、
『オーシャンズ11』にも出ていたベニー・マック。
前回のボズレー(ビル・マーレー)は旅行へ行っているとかの設定で、
彼の弟(白人と黒人なのに(笑))が新ボズレーとなりました。
世話役というよりは、エンジェルたちに振り回されるボズレーに好感がもてます。
ナタリーのボーイフレンド・ピートを演じるのは、ルーク・ウィルソン。
『シャンハイヌーン』『エネミーライン』のオーウェン・ウィルソンの弟で、
『ロイヤルテネンバウムス』では兄弟共演していましたね。
アレックスのボーイフレンド・ジェイソンは、ドラマ『フレンズ』のジョーイでおなじみ、マット・ルブランク。
前作ではしがない役者だったのに、今回はなんと大ヒット映画『MI-2』ならぬ『ME-2』の主演も努めるほどのスターへ大出世。
ちょっとヌケてるところはそのままで、今回はアレックスのお父さんと初対面。
髪の毛フェチなヤセ男は前作でもおなじみ、クリスピン・グローバー。
相変わらずの髪の毛フェチ。しかし、今回は彼の意外な過去がわかります。
特徴ある顔のディランのワイルドな元彼役は、アリーmyラブでジョージアの
元彼レイを演じたジャスティン・セロウ。
あの敏腕弁護士の役とはうってかわって、ケープフィアー張りの背中のタトゥーに
剃りこみモヒカン(ベッカムヘア?)のクレイジーな役でした。
初登場のアレックスのパパ役には、『ハリーポッター』で"殆ど首なしニック"を演じていたジョン・クリース。
やり手の精神科医になっていると思っていた愛娘の実情をジェイソンから聞いて、
壊れていく父親を、彼らしくおもしろおかしく演じていました。
こたっぺ☆的には、彼の役が一番かわいそうな役でした(笑)(ナゼかは観ればわかります。)
そして面白いのが、今回もクレジットに載らない豪華なカメオ出演。
こたっぺ☆が気がついたのは、以下の人たち。
ぜひ、目を凝らして探してみてね。
◆ご存知デミ・ムーアの元夫ブルース・ウィリス(これは、出番は少ないし、変装してるけど、わりとわかります。こたっぺ☆とこたっぺ☆母は、彼が出てきたと同時に「ブルース・ウィリスだよね」とお互い小声で聞き合いました(笑))
◆『フルハウス』の末娘ミシェルでおなじみのメアリー・ケイト&アシュレー・オルセン姉妹(ミシェルもこんなに大きくなりました。一瞬なので見逃さないでね)
◆元祖チャーリーズエンジェルのジャクリーン・スミス(ホンモノです。50歳とは思えない美しさ)
◆レイア姫ことキャリー・フィッシャー(女性らしい職業の役。顔の部分しか見えない役なので、ちょっと自信ないけど(笑))
◆曲も提供している人気シンガーのピンク(これもすぐわかります)
◆前作のボズレーことビル・マーレー(写真だけの登場(笑))
でした。
ほかにも観つけたら教えてね。
映画に完成度を求める人には物足りないでしょう。
でも、ただ楽しみたい、笑いたい、スッキリしたいっていう人にはうってつけの映画です。
とくに女性なら、観たあとは気分爽快かもよ~。
純粋に笑って楽しんでスッキリしてみませんか?
明日21日は、一部の映画館で世界最速先行ロードショー。
来週6月28日に日米同時上映です。
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